メルカリではちょっと奇妙なものが出品されていて、しかも売り切れになっていることもあります。ユーザーの数は2300万人以上、年齢層も幅広いことを考えれば、変わったものが売れるのも頷けるかもしれません。今回取り上げるのは「空き容器」です。中身が入っていないのになぜ売れるのか、その理由を探っていきましょう。 マヨネーズの空き容器が売れる、なるほどな使い道 メルカリでマヨネーズやケチャップの空き容器が売り切れになっていることがあります。スーパーで買える一般的なマヨネーズの空き容器ですが、これが4個で400円、1個当たり100円ほどで売れていました(相場は変動します) マヨネーズを使っていれば、いずれ空き容器はできますが、なぜメルカリで買うのかというと早急に必要になったことが理由の1つと思われます。例えば幼稚園や保育園、学校で工作をするとなった時の材料になるのです。マヨネーズを買って中身を捨ててしまうのはもったいないですし、メルカリで買った方が安いのです。さらに子ども関係では、水遊びの道具として使うこともあるようですね。 他にもマヨネーズの容器をケーキのデコレーションに使うこともあるそう。マヨネーズの口は特徴のある形をしているので、出てくるホイップも綺麗な形をしています。 出品されているマヨネーズの空き容器は、綺麗に洗浄されて消毒されているものばかり。多少ニオイが残っていることもあるようですが、それでも購入されています。 マヨネーズに関しては、空き瓶も取引されています。ムーミンやピーターラビットとのコラボや、キューピーのキャラクターが描かれている空き瓶は、見た目も可愛いもの。食品ではなく小物入れにするなどの需要があります。デザインにもよりますが、1個1000円ほどで取引されることもあります。 有名なお菓子屋さんの容器。お菓子作りのアイテムに お菓子屋さんでデザートを買うと、お店のロゴが入ったガラスの容器に入っていることもあります。例えばモロゾフのプリンなど。この空き容器も、メルカリで取引されています。もともとデザートの容器としてジャストなサイズで作られていますし、やはり見た目も可愛いです。自宅でスイーツを作るならば、このような容器を使いたくなるもの。ガラス容器なら何度も使えるので、購入時に多少コストがかかったとしても、結果的にコスパは良くなるのでしょう。 化粧品や香水の空き容器。詰め替え用やインテリア用 化粧水や美容液は中身が入っているからこそ意味があると思いますが、実は容器だけでも売れるケースがあります。基本的には、百貨店ブランドと呼ばれるもので、新品で購入すると値段もそこそこします。空き容器に需要があるのは、その商品に詰め替え用があるから。詰め替え用は、もともとの商品よりも値段が少し安くなり、例えば化粧水本体が1万円ならば、詰め替え用が9500円になる場合も。空き容器を500円以下で買うことができれば、少しばかりお得になるというわけです。 同じように香水の開き容器にも需要があります。詰め替え用があるブランドあるので、コストを抑えるためにメルカリで空き容器を買います。他にもインテリアのような感覚で使うこともあるそう。容器自体がおしゃれな香水や知名度が高いブランドの香水は、飾っておくだけでもいいのです。 日本酒やワインの空き容器。中を洗わない方がよい場合も 日本酒やワインの空き容器は、資源ごみとして出してしまうのが一般的です。でも中にはメルカリで高額で取引される空き容器(空き瓶)もあるのは事実。どんなものでも売れるかというと、そうではありません。希少価値の高いもの、買うと驚くほど高いもののどちらかの空き容器です。 どちらも、インテリアの意味合いで購入されることが多いと聞きます。例えばお店の棚に飾っておくだけでお店の雰囲気が良くなったり、なんだか高級なお店のようにお客さんが感じたりすることもあるでしょう。中身が入っているかはお客さんからは見えないですから、置いておくだけで価値が出てくるのです。 さらに、お酒の香りを嗅ぐ目的で空き瓶が買われることもあると聞いたことがあります。そのため空き瓶は洗わない状態で出品した方がよい場合もあるそう。もちろん不衛生な状態になってはいけないのですが、出品するときに「中は洗っていません」と買いておくとクレーム防止になります。 どこでどのような需要があるのかがわからない。それがメルカリであり、面白さになっています。もちろん中身が入っていないことは明記する必要があるので、その点は注意してください。 メルカリで、利益がほとんどでない「300円出品」をする人の理由