7戦5勝の英G1・2勝馬は「最高レベル」 名伯楽が語ったBCマイルへの手応えとは

 現地時間11月2日(土)にアメリカ・デルマー競馬場で行われるブリーダーズカップマイル(3歳上・米G1・芝1600m)。英G1・2勝を挙げるノータブルスピーチ(Notable Speech、牡3、英・C.アップルビー厩舎)を管理するチャーリー・アップルビー調教師が本番へ手応えを語った。  前売りで1番人気に推されているゴドルフィンの同馬。BCマイルはアップルビー師管理、ウィリアム・ビュイック騎手騎乗のドバウィ産駒が2021年から3連勝中となっている。昨年のマスターオブザシーズ、21年のスペースブルースはもちろんだが、22年のモダンゲームズは国際レーティングが122の3歳クラシック優勝馬であり、ノータブルスピーチと経歴が似ている。英2000ギニーとサセックスSを制したノータブルスピーチもレーティングはモダンゲームズ同様122だが、当時2、3番手の評価だったモダンゲームズとは異なって1番人気で当日を迎えることになりそうだ。  アップルビー師は「今週を無事乗り切れれば、他の馬にとって大変危険な存在になると思います。2000ギニーとサセックスSの勝ち馬で、おそらく過去にBCマイルに出走した3歳馬の中での最高レベルでしょう。ノータブルスピーチの瞬発力は目を見張るものがあり、1番人気は当然です」。 「輸送も上手く行きましたし、状態も良いです。輸送前の追い切りの動きにもとても満足しています。道中好位から進み、タイミングを見計らって仕掛けるイメージでいます。行きっぷりのよい馬なので、いつも“ブリーダーズカップが彼には合う”と思っていました」  もしノータブルスピーチが優勝すると、同一調教師・馬主・騎手・種牡馬の4連覇は前人未到の快挙。調教師だけでみても、これまでブリーダーズカップのレースでは3連覇が最高記録で、4連覇すれば史上初となる。  最後にアップルビー師はこう締めくくった。「ノータブルスピーチについて、これ以上説明できることはありません。今年のブリーダーズカップ競走で走る馬の中でトップクラスです。他の馬にとって彼が倒すべき馬です」。メンバーはG1馬が8頭と強力だが、7戦5勝の3歳馬に期待が集まる。

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