自民党の高市総裁は、野党3党と個別に党首会談を行っています。首相指名選挙をめぐり、野党3党の連携を阻止したい考えです。 高市総裁はまず午後2時ごろから、立憲民主党の野田代表とおよそ20分会談しました。高市総裁は、21日に召集される臨時国会での首相指名選挙に立候補する考えを伝えた上で、物価高対策などへの協力を呼びかけました。 自民党　高市総裁 「多くの国民の皆様のためにも合意できるところは合意しながら、協力しあって進めていきたい旨をお伝えしたところでございます」 一方、野田代表は、首相指名選挙をめぐり与野党それぞれがどの党と協力して選挙に臨むのかが固まらない中、「期限を決めてやるのが良いのか」と疑問視する考えを伝えたということです。 高市総裁はその後、午後3時すぎから国民民主党の玉木代表と会談し、会談はつい先ほど終わりました。高市総裁によりますと、会談では指名選挙での協力を求めたということです。また、いわゆる「年収の壁」の引き上げについて、これまでの合意に基づき「スピード感をもって行いたい」との考えも伝えたということです。 そして午後6時から、高市総裁は日本維新の会の吉村代表・藤田共同代表と会談する予定です。両党は、14日・15日と国対委員長らが接触するなど、連携強化にむけて協議を続けています。高市総裁は指名選挙での協力を呼びかける見通しですが、吉村代表は「政策についてどういった協議をしていくのか、それがまとまるのか、まずそこを高市さんに聞いてみたい」と話しています。