鳥取県の平井伸治知事は１４日、リーベルホテル大阪で行われた「鳥取県情報発信拠点リニューアルセレモニー」に出席した。 　同ホテルは大阪・関西万博の西ゲートとＪＲ桜島駅を往復する直通バスのバス停の隣に位置し、館内のショップではミャクミャクグッズのライセンスを取得し、限定品のパウンドケーキを製造販売（１０月末まで）した。今年４月からロビーの一角に「関西パビリオン」内の鳥取パビリオンの一部としてブースを運営しており、今日からブースに「ええもん売ってマンガな」と命名し、２０２５年３月３１日まで運営するという。 　漫画「名探偵コナン」の江戸川コナンと「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎を伴ってテープカットに臨んだ平井氏は「分かる人には分かると思うんですが、この２人が並ぶことは大人の事情でありません。著作権という難しいものがありまして…。２つの漫画の作者、水木しげる先生と青山剛昌先生は鳥取県ご出身なので、鳥取県のイベントに限って共演できる」と説明した。 　同県は１３日に閉幕を迎えた大阪・関西万博の関西パビリオンに出展していた。 「私ども関西万博を続けることとしました。万博をやめないキャンペーン（２０２６年３月３１日まで）をさせてもらおうと思います」とぶちあげた。 　同ホテルでは、万博に持ち込まれたヨルダンと鳥取の砂で作られたサンドアートや万博に展示されていたアニメのパネルなども展示。鳥取の物産エリアで買い物をした人には、「展示に使われた鳥取砂丘の砂」をプレゼント（先着３０人／１日）。さらに１１月からは万博会場に設置していた鳥取県のスタンプは、鳥取の倉吉・白壁土蔵群観光案内所に設置し、サンドアライアンスを締結した「ヨルダンパビリオン」のスタンプを鳥取・夢みなとタワーに設置する。 「万博終わらないんです。（万博会期中に人気を博したヨルダンパビリオンの）中に入れなくて悔しい思いをした方にもリーベルホテルに寄っていただいて、（ヨルダンの赤い砂を）ご覧いただければ。鳥取県はマンガ王国なので、『ええもの売ってマンガな』というお店を作らせていただきました。売ってマンガなで買っていただいたあとは鳥取の方へ鬼太郎（来たろう）、鳥取県へコナンかい（来ないかい）」とダジャレで締めくくった。 　テープカットに同席した同ホテル副統括責任者の狭間博行氏は「昨日で万博閉幕となりましたけど、毎日１６００〜１７００人のお客さまにご宿泊いただきました。今年は鳥取ブースを設置いただいた。万博は閉幕となりましたけど、これに終わらず連携を深め、今後もご協力させていただきたい」と語った。