自民党は、全ての国会議員を対象にした両院議員懇談会を行っています。高市総裁が公明党が連立から離脱した経緯などを説明し、理解を求めているとみられます。 自民党本部前から中継です。 懇談会に出席している議員によりますと、高市総裁は、冒頭で頭を下げてお詫びしたということです。 高市総裁は、公明党が連立から離脱した経緯について説明すると共に、首相指名選挙で指名されるため、各党に協力を呼びかけている事などを説明しているとみられます。 党内のベテラン議員からは、「一方的に連立の解消となるわけがなく、高市さんは謝罪すべき」と話しています。また、ある中堅議員は、「公明の離脱は次の選挙が厳しくなるなど議員の生き死にに関わる。高市総裁の発言次第では一気に不満が高まる」と指摘しています。 懇談会は続いていて、どういった意見がでているかまだわかりませんが、高市総裁の説明に反発が出ているかが焦点です。 ──高市総裁が首相指名選挙で選ばれるため、自民党は何か具体的な手を打っているのでしょうか？ 国民民主党、そして日本維新の会の協力を得ようと早速動いています。 自民党の鈴木幹事長が午後、就任後初めて国民民主党の榛葉幹事長と会談しました。 会談では鈴木幹事長から、去年合意した103万の壁の引き上げとガソリンの暫定税率の廃止について、「年内の実施を目指して対応する」と伝えたということです。 また自民党側から、首相指名選挙での協力を求め、党首会談を申し入れたということです。 政界の新たな構図が生まれるか、与野党、めまぐるしく動いています。
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