【三菱トライトンでトライトン・オーナーへ会いに!】80台以上乗り継いだエンスーがなぜ?驚きの購入理由とは

子供のころからクルマ好き 埼玉県浦和市と東京都世田谷区で歯科医院を営む大畑仁志さんは、これまで80台以上のクルマを乗り継いできたエンスージアストである。そんな大畑さんが三菱のピックアップトラック、トライトンを購入したと聞き、早速会津若松の別荘に広報車のトライトンで駆けつけてお話を伺った。 【画像】三菱トライトンでトライトンに会いにいく!80台以上乗り継いだエンスーオーナー 全66枚 おじいさまやお父さまの影響を受け、カーグラフィックを愛読するクルマ好きとして育った大畑さんは、学生時代にアメリカンフットボールにハマり、また、渓流釣りも好む多趣味な方だ。さらに多忙なお仕事の傍ら自らの手でクルマの修理や整備を行い、技術を学ぶ向学心溢れるアクティブな生活を送っている。 80台以上のクルマを乗り継いできた大畑仁志さんが三菱トライトンを購入。 内田千鶴子 初めて購入したのは2代目フォルクスワーゲン・ゴルフGTスペシャル。 「いまだったらカントリーを選んでいたでしょうが、当時エアコンがつかなかったんですよ。だから限定車のGTスペシャルにしました」 それ以降ドイツ車を中心に様々なクルマを乗り継いだが、ある時ランチア・イプシロンを見かけてひと目ぼれ。それ以降、国を問わず興味のあるクルマを次々と迎え入れ、自身が納得いくまで乗るスタイルを貫いている。 例えば、ハイドロニューマチックとはどういうものかに興味を持ったら大型のシトロエンを購入し、ツインエンジンのシトロエンはと2CVサハラを直し、ディーゼルエンジンに興味を持つとあらゆる搭載車を所有し普段の足として乗り……という具合だ。 ではそんな大畑さんが、なぜ三菱トライトンを購入したのだろう。 ピックアップトラックはアブが入ってこない 「もともとピックアップトラックは欲しかったんです」と大畑さん。 「あるテレビ番組で増岡さん(チーム三菱ラリーアート総監督の増岡浩氏)がこのトライトンに乗ってダートをバーッとドリフトをして走っていたんですよ。そんなのを見せられたら欲しくなるに決まっているじゃないですか、あれはずるいです」と子供のような笑顔を見せながら、その光景を身振り手振りで話してくれる。 大畑さんのトライトンと筆者が乗っていった広報車のトライトン。 内田俊一 また、渓流釣りも購入理由のひとつになった。これまではランドローバー・ディフェンダーなどで林道を進み、駐車できるスペースにクルマを置くと、そこで着替えて徒歩で自然の中に分け入っていた。しかし、そういったクルマ達はキャビンと荷室がつながっていることがネックだったという。 「クルマって熱を持っているでしょう。そうすると夏などはあっという間にクルマのまわりにアブが100匹以上集まってくるんです。着替えるのはどこででもできますが、荷物の出し入れはテールゲートを開けなくてはいけない。そうすると室内にいっぱい入っちゃってすぐに刺されてしまうんです」 しかしピックアップなら荷台は外なので、乗り降りの時に気をつけさえすれば、そんな気遣いは少なくて済むわけだ。 「それに汚れた荷物をそのまま荷台に積めますから、あとは帰ってじゃーって水洗いすれば楽ですしね」とこれまでの経験で学んだことを教えてくれた。従って、フロアマットは泥んこ。 「別荘の往復にもよく使うレンジローバーやディフェンダーも、ゴムマットしか買ったことはありません」 ずっと手元に置いておきたい レンジローバーやディフェンダーがあっても、やはりトライトンは手元に置いておきたいそうだ。 「ディフェンダーは全幅が1995mmあるでしょ。トライトンは1930mmでこの差が大きいんです」と大畑さん。ではもっと小さかったらいいのだろうか。 自身が購入したトライトンの印象を嬉しそうに話す大畑さん。 内田千鶴子 「いや、そうとは思わないですね。やっぱり自分にフィットするサイズがありますから」 では、日々トライトンに乗ってみた印象を聞いてみよう。 「やはりラダーフレームなので、キャビンと荷台とが別々に揺れるのが最初は気になりました。これまでメルセデスGクラスを古いのから新しいのまで4台、ディフェンダーも新旧3台乗りましたが、それらと比べてもかなり緩く感じて最初はなんじゃこりゃってびっくりしました。でも3日も乗れば気にならなくなりました。だいぶ乗り心地に振ったんでしょうね」 そう笑う大畑さん。4WDシステムも三菱らしくしっかりしていることもお気に入りだ。そしてこう続けた。 「やっぱり乗るとウキウキするんです。どこに遊びに行こうかみたいな感じがすごくありますよね。シトロエンと対局的。得も言われぬ不安、今日は帰ってこられるんだろうか、夏だったら途中で止まった時のために水を持って行こうかとか、犬を連れて行ってもいいかなとかね。そういうのがトライトンにはないのも嬉しいです。 これまでずいぶん色々なクルマに乗りましたが、トライトンは長く乗り続けたいと思っています」 大畑さんのクルマ選びの基準はその用途で明確に異なるが、その中でもひとつ大きな柱はある様子。それは『乗って笑顔になれる』かどうかだ。こうして三菱トライトンは、大畑さんのお気に入りの1台となったのである。 追記:取材翌週の9月11日早朝、大畑仁志さんは急逝されました。享年55歳。これまでのお付き合いに感謝するとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。

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