今年の山形県内のクマ目撃件数（１４日現在）が１０５７件となり、統計を取り始めた２００３年以降で初めて１０００件を超えたことがわかった。 県が１７日、公表した。 県みどり自然課によると、これまで目撃件数が最も多かったのは２０年の７９５件だったが、今年は既に超え、最多を更新し続けている。 市街地での目撃は１２１件あった。１６日に酒田市で女性（８１）がクマに引っかかれた被害を含めると、人身被害は６件発生している。 市町村別の目撃件数では、鶴岡市が１７４件で最も多く、米沢市１１５件、酒田市８３件と続く。 今秋はクマのエサとなるブナの大凶作が予測されるため、県は８月末までとしていた「クマ出没警報」を今月３０日まで延長している。発令の延長は初めて。 ◇ １７日午前９時２５分頃、山形市長町の馬見ヶ崎川の河川敷でクマを目撃したと警察に通報があった。市環境課によると、クマは草むらを北方向へ走り、姿を消した。
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