消費者庁は、「味の素」と「イングリウッド」が販売する冷凍宅配食品について、自社のサイトに「ステルスマーケティング」いわゆる「ステマ」広告を掲載したなどの疑いがあったとし、両社が作成した再発防止などをまとめた「確約計画」を認定したと発表しました。 消費者庁によりますと「味の素」と「イングリウッド」は、共同で販売している冷凍宅配食品「あえて、」について、去年5月から8月ごろまでの間、第三者に商品の無償提供を条件にSNS上での投稿を依頼したにもかかわらず、自社サイトに自主的にレビューをしたかのように投稿を抜粋し掲載した疑いがあったということです。 また、「イングリウッド」は「三つ星ファーム」という冷凍宅配食品においても、「ステマ」の疑いがあったほか、客観的な調査に基づいたものではないにもかかわらず「第一位」などと表示する、いわゆる「ナンバーワン表示」の疑いもあり消費者庁が調査していました。 両社は消費者庁から指摘された内容を認め、再発防止策などを盛り込んだ今後の対応についての「確約計画」を提出し、この計画について消費者庁は19日付で、内容が十分だとして認定しました。 この認定を受け「味の素」は、「今回の指摘を真摯に受け止め心よりおわび申し上げます。再発防止に努めてまいります」とコメントし、「イングリウッド」は「今回の確約内容を真摯に実行させていただき表示管理体制の構築と従業員の教育に努めてまいります」とコメントしています。
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