(コメンテーター 航空・旅行アナリスト 鳥海 高太朗 氏) 静岡駅前に2024年オープンした複合ビル「M20」。本格的な飲食店が数多く入っているのが特徴で、前回はミシュランシェフが手掛けるレバノン料理や本場の中華ニューヨークスタイルの巨大ピザを紹介しました。でもスゴイ店がまだまだあるんです。これが静岡で食べられるの!?というような世界に誇れる味を今回も私が食べまくって調査してきました。 2024年、静岡駅前に誕生した複合ビル「M20」。地下1階から地上2階まで13の飲食店が入っていて、世界の本格的な料理が食べられるレベルが高い店が揃っていますが、その中から前回は1階にあるミシュランシェフが手掛けるレバノン料理店に、食材から味付けまで本場のクオリティにこだわった中華、さらにビッグサイズで提供されるニューヨークスタイルのピザを堪能しました。そして今回は2階に移動して最先端のグルメ空間を紹介します。 「2階に来ましたが、ここがフードホールなんだ。すごい広々としていて、ワインがあったり、おいしそうなお店が並んでいるな、ワクワクしてきました。」 “フードコート”は聞いたことがあると思いますが、こちらは“フードホール”。洗練されたオシャレな空間で、レベルが高い本格的な料理が食べられるのが特徴です。全国から集まった国際色豊かな6店舗が並びます。 「ちょっと待って、なんだろう?スパイスの炊き込みごはん「ビリヤニ」。すみません、初めてこの『ビリヤニ』というい言葉を聞いたのですが?」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「インドのごはんでスパイスの炊き込みごはんになります。」 「あっ!インド料理なんですね。どれがオススメですか?」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「チキンビリヤニが定番になります。」 こちら、「ビリヤニ炊爨室」は、いま人気急上昇中のエスニック料理・ビリヤニの専門店。私も初体験でどんな料理かワクワクです。 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「こちらがビリヤニです」 「いや~『ビリヤニ』初めて見ました。これお米の種類は?」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「バスマティライスです。あえて炊きムラができるように炊いています。」 「いただきます。おいしい、意外とさっぱりしている。食べやすい。」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「食べやすいようにいろいろと研究を重ねて」 「すっごっく、食べやすい。お子様でも食べられるインド料理って感じですか?」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「そうですね、家族でシェアしていただくことが多い。」 実はこの「ビリヤニ炊爨室」、主にキッチンカーで全国のイベントに出店していて、実店舗は東京とここ静岡だけなんです。 「どうして、ビリヤニを静岡に?」 (ビリヤニ炊爨室 佐野綾威さん) 「もっとビリヤニの認知度を日本で広めたいっていう思いがあって、東京と静岡に出店しています。」 「すごいですね、2つしかない店舗のひとつが静岡。すごい本格的なものが静岡で食べられるとは。」 「歩いてて気になったのがこちらのお店「夜明け前」。大好きなメキシコ料理がいろいろありますが、何がオススメですか?」 (夜明け前 望月達馬さん) 「当店はブリトーがオススメです。」 ブリトーとは、トルティーヤで様々な具材を包んだメキシコの代表的な料理です。 (夜明け前 望月達馬さん) 「おまちどうさまです。」 「ありがとうございます。かなりおっきいですね。いただきます、うん!おいしい。中ホント詰まってますよね。日本でここまで詰まったブリトーってないですよね」 (夜明け前 望月達馬さん) 「なかなかこの大きさで提供しているお店はないかもしれませんね。」 ボリューム満点なのもそのはず。中にはなんと、メキシカンライスが敷かれ、その上にたっぷりの豚肉とチーズ、さらにこれまたたっぷりの煮込んだうずら豆を乗せ、そこにサルサ・メヒカーナと呼ばれるソースをかけ、最後にアボカドのペーストまで添えられるのです。はち切れんばかりのブリトー。これは満足感がかなり高いです。 「持ち帰りする人も多いんじゃないですか?」 (夜明け前 望月達馬さん) 「そうですね。持ち帰っていただいて、ご自宅や外で食べていただく人も多いです。」 「ここで買って新幹線にのって食べられる人もいるんじゃないかな、こんなに具だくさんだと思わなかった。」 こちらのフードホールは好きな店から好きな料理を選んで、家族や友達とシェアできるのも大きな魅力のひとつ。 さらに「2PILLARS」というワインの店もあり、ホール内で注文した料理にぴったりのワインを教えてもらえます。 「ワインがいっぱいある。メキシカンのブリトーを食べているんですけど、何か良いワインありますか?」 (2PILLARS 寺田アユさん) 「こちらのオレンジワインをご用意させていただきます。フランス・ブルゴーニュのソーヴィニヨン・ブランを使っているオレンジワインです。」 我慢できずに先にワインだけでいただいてみると… 「白ワインよりちょっと濃いかなぐらいの感じですけど。あ~、白ワインに少しオレンジの香りが、たしかに合いそう。」 1杯目は飲み干してしまったので、もう一杯注文して、こんどはブリトーと一緒にいただきます。 「いただきます。なんか多国籍でいいですね、合うね確かに。オレンジの香りがあることで、両方ともしっかりと香りが楽しめる。ここの雰囲気が好きですね。開放的な感じで、目の前に木があったりして、ここでみんなと放送後にふらっときて、楽しむっていうのもありだなと思います。津川さん放送後に呑めますよね?」 そして2階にはフードホール以外にもSNSで話題の店が!! 「おっ、ステーキ。この店知っている。僕の家の近くにも最近オープンして、気になっていた。山の名前で量が決まるという」 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「そうなんです、山によってグラムがそれぞれ異なっております。」 「一番多いのが『オリンポス』2キロ。」 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「火星の山です。皆さんでシェアする人が一番多いですね。 「せっかく静岡に来てるから『富士山』いってみます。」 2025年6月にオープンした「マロリーポークステーキ」。ポークステーキの専門店でインパクト抜群の極厚さが話題となっています。そのため平日でも行列ができる大人気の店なんです。 その調理も迫力満点ということで特別に見せてもらうと…。 「おお~、火をふいてます。完全に火をふいています。香りがいいな、お肉の。」 低温調理で中まで時間をかけて加熱した豚肉を提供の直前にたっぷりの油で一気にカリッと焼き上げます。 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「おまたせしたしました。富士山でございます。」 「これ何グラムですか?」 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「450gです。」 「450gの富士山。しっかり肉汁が。では、いただきます。うん!おいしい。噛めば噛むほど、豚肉の味わいとまわりの焦げ目がお肉とのバランスが非常にいい。」 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「最初に低温調理で中まで火を入れてまして、お客さんに提供前に表面だけカリッと焼き上げます。中はしっとりで、周りはカリカリに。」 「カリカリなんですよ。これをやっぱり楽しんでほしい。」 (マロニーポークステーキ静岡店 服部仲宏さん) 「静岡の方はお肉が好きな方が非常に多いと感じます。サラリーマンや主婦など年代問わず、来店いただいています。」 見た目はすごいボリュームですが、意外とペロッと食べられるので幅広い世代に人気なんだそうです。 「本当にいろいろなお店があって新しい楽しみができるぞ」 空間もオシャレでそこにこれだけレベルが高い店が集まってるのは、静岡にすごい施設ができたなと、静岡に来る目的がまた増えた感じです。