【ロサンゼルス＝後藤香代】「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」（外崎春雄監督）が、米国とカナダで１２日に公開されてから３日間で北米興行収入１位を獲得した。 米映画情報サイトのボックス・オフィス・モジョによると、同作は１４日までに北米３３１５館で計７０００万ドル（約１０３億円）を稼ぎ出した。配給元のクランチロールを傘下に持つソニー・ピクチャーズエンタテインメントによると、北米で今年公開されたアニメ映画の中で、最高のオープニング成績となった。 米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は１４日、同作の快挙を報じ、「若い世代の観客が『私たちの映画の好みは変わりつつある』とのメッセージをハリウッドに送っている」と評した。 「鬼滅の刃」は主人公の少年・竈門炭治郎(たんじろう)が修業を積み、仲間とともに鬼と戦う物語で、「猗窩座再来」は映画３部作の１作目。北米では字幕版と英語吹き替え版で公開された。 日本では７月１８日に公開され、史上最速の８日間で興収１００億円を突破した。
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