サントリーホールディングスが２日、都内で記者会見を行い、新浪剛史会長の辞任を発表した。 会見には代表取締役社長の鳥井伸宏氏、代表取締役副社長の山田賢治氏が出席。会見冒頭、鳥居社長が「ご心配、ご迷惑をお掛けすることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。 同社の説明によると８月２２日に新浪氏から警察による捜査が行われたとの報告を受け、ガバナンス上極めて深刻な事案であるという認識を有し、新浪氏に対して外部弁護士によるヒアリングを実施。その中で新浪氏は適法であるとの認識のもとに購入したサプリメントに関して捜査が行われたと説明。サプリメントの適法性の判断については捜査中であり、当局の判断に委ねるとしている。 一方、サントリーグループのトップマネジメントとして法令に抵触しないことは当然であり、サプリメントの購入にあたり、しかるべき注意を払うことが不可欠の資質との考えがあり、捜査の結果を待つまでもなく、代表取締役の要職に堪えないと判断し、新浪氏と協議のうえ辞任の申し出があり９月１日付けで受理したと説明した。 新浪氏は２０２３年から経済同友会代表幹事を務めている。
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