【チューリヒ（スイス）＝平地一紀】陸上のダイヤモンドリーグ（ＤＬ）は２７日、今季の成績上位者によるファイナルがスイスのチューリヒで開幕し、男子棒高跳びはアルマント・デュプランティス（スウェーデン）が６メートル００をマークし、５連覇を達成した。 女子走り高跳びでは、パリ五輪銀のニコラ・オリスラガーズ（豪）が２メートル０４を跳び、２メートル０２だった同五輪金のヤロスラワ・マフチフ（ウクライナ）を上回って優勝。最終日の２８日は、北口榛花（ＪＡＬ）がエントリーしている女子やり投げ、村竹ラシッド（ＪＡＬ）が出場予定の男子１１０メートル障害などが行われる。 世界記録保持者のデュプランティスが、チューリヒの街中に設置された特設会場でＤＬファイナル５連覇を達成した。体調が優れず「世界記録を更新できる感じはしなかった」と振り返ったものの、ライバル勢にしっかり競り勝って優勝し、手を上げて声援に応えた。９月の世界選手権東京大会に向けては、報道陣から「世界記録を出したい？」と問われ、「そう願っている」と力強く応じていた。
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