デンマーク外務省は、自治領グリーンランドでアメリカ人が工作活動をしているとの報道を受け、コペンハーゲンにあるアメリカ大使館の臨時代理大使を呼び出したと発表しました。 デンマークの現地メディアは、「トランプ大統領とつながりのある少なくとも3人のアメリカ人がグリーンランドで工作活動を行っている」と報じました。 AP通信によりますと、ラスムセン外相は27日、この報道を受けてコペンハーゲンにあるアメリカ大使館の臨時代理大使を呼び出し、説明を求めたということです。 報道では、3人のうちの1人はトランプ大統領を支持するグリーンランドの住民のリストを作成するなどし、他の2人は現地の政治家や実業家らと接触をはかっていた疑いがあるということです。 トランプ大統領はグリーンランドの領有に意欲を示していて、これを容認する世論醸成を狙って工作を試みたとみられています。 ラスムセン外相は声明で、「内政に干渉しようとするいかなる行為も受け入れられない」と述べています。
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