サッカー・明治安田J1リーグ。アルビレックス新潟は23日、ホームで鹿島アントラーズと対戦。マテウス モラエスのJ1初ゴールも実らず、リーグ戦8試合勝ちなしです。 前節、リーグ6連敗を引き分けでストップした新潟。残留争いで負けられない新潟の相手は、優勝争いに食い込んでいる鹿島です。 まずチャンスを作ったのは新潟。新加入の白井のクロス。そこに新加入のブーダ！さらに新加入の小原！夏の新加入選手がコンビネーションを見せ、チャンスを作ります。 その3分後。自陣から細かくパスをつなぎますが、ゴールの近くでミスを拾われ失点。苦しい立ち上がりとなります。 まずは同点に追いつきたい新潟。左サイドを起点に、何度も相手陣地に攻め入ります。しかし、鹿島の統率の取れた固い守備を前にゴールに迫ることができません。 何度も試みるその左サイドからの攻撃が思わぬ形で実ります。小原が左サイドから仕掛け、一度相手に奪われますが、バックパスに反応して奪ったブーダがシュート！最後詰めたのはマテウス モラエス！移籍後初ゴールはチームを救う同点弾。試合を振り出しに戻します。 その後は新潟がボールを保持しますが、鹿島は少ないチャンスで新潟ゴールに襲い掛かります。田代のセーブで防いだと思えば今度はスピードのあるカウンターを受けます。しかし、ここには舩木が最後まで食らいつき、執念のスライディングブロック。 1対1で試合を折り返した後半。待ち受けていたのは鹿島の猛攻でした。 相手コーナーキックのピンチには、ゴールキーパー・田代が体を張り、ファインセーブ。今度は右サイドからの猛攻を受けると至近距離からのシュートにまたしても田代。苦しい時間は続きますが、粘り強い守備を見せます。 なんとか流れを変えようと、入江監督は両サイドの選手を変え、奥村と島村を投入します。 しかし、鹿島の猛攻は止まりません。今度はクロスからのシュートに体を張るもコースが変わり失点。最終盤の失点で反撃に出る力なくこのまま1対2で試合終了。最下位から脱出ならずリーグ戦8試合勝ちなしです。 〈アルビレックス新潟　田代琉我選手〉 「勝負にこだわって勝に徹してまず試合に勝つという部分をサポーターに届けたい」 〈アルビレックス新潟　入江徹監督〉 「最後のところで自分が攻撃に出るか守りに出るかというところで流れが決して悪くないなかで選手交代で流れを変えようというところで躊躇してしまった。そこがきょうの敗因の中で一番自分の力不足だと感じます」