埼玉県宮代町の東武動物公園で飼育されていた、国内最高齢のホワイトタイガー「カーラ」（２０歳、雌）が１９日、腎不全で死んだ。 今月７日に２０歳の誕生日を迎えたばかりで、人間だと１００歳ほどに相当する高齢だったという。同園が２０日、発表した。 ホワイトタイガーは、ベンガルトラの白変種。カーラは２００５年に群馬サファリパーク（群馬県）で生まれ、繁殖のために１２年に東武動物公園に引っ越してきた。パートナーの雄「ロッキー」との間に１３年と１５年、計８頭の赤ちゃんが生まれた。うち６頭はほかの園などに移り、１頭は病死した。１３年生まれの「スカイ」は今も同園で飼育している。 ロッキーは腎不全を患い、今年６月に１７歳で死んだという。同園の担当者は「カーラはロッキーが大好きで、ずっと一緒にいるほど相性が良かった。天国でも２頭で仲良く暮らしてほしい」と話す。ホワイトタイガーの展示室前に２３〜３１日、献花台を設ける。 同園では現在、スカイのほか、「シュガー」と「ソルティ」のペアと、２４年に生まれた「コタ」と「ハク」の計５頭のホワイトタイガーを飼育している。
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