【ソウル＝依田和彩】読売新聞が２１日付で報じた韓国の李在明（イジェミョン）大統領の単独インタビューについて、韓国メディアは李氏が１９９８年の日韓共同宣言を超える新しい共同文書の作成に意欲を示したことに注目して報じた。 李氏はインタビューで日韓共同宣言について「宣言を引き継ぎ、それを超える新しい共同文書を発表することができればと思う」と述べ、自身の在任中に日韓で新しい共同文書を出すことへの意欲を示した。夕刊紙・文化日報は２１日付社説で、新文書を作成する方向性について「絶対に必要なことだ」と評価した。 韓国大統領府の報道官は２１日、インタビュー内容に関し、「日韓関係を改善するという大統領の意思が込められた発言だ」と記者団に説明した。 一方、李氏が朝鮮半島の非核化のため、北朝鮮の核・ミサイル開発の凍結から非核化まで三つの段階を経て解決する考えを示したことにも注目が集まっている。聯合ニュースは「李氏が北朝鮮の核問題の解決策をめぐって『３段階の非核化』に言及したのは初めてだ」と伝えた。
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