石川県七尾市の寝具店「スリープイン」が１４日、能登半島の地形をかたどった抱き枕「のとハグ」を発売した。 「『能登』を抱きしめることで被災地に思いを寄せてほしい」という願いが込められており、売り上げの一部は復興支援として和倉温泉観光協会に寄付される。 抱き枕は縦７８センチ、横７３センチで、石川県宝達志水町以北の能登地域がモチーフとなっている。外側の生地には、吸湿性や消臭効果に優れた能登産の珪藻土（けいそうど）を使用した。中のビーズは柔軟性があり様々な姿勢になじみやすいため、座った時の肘置きや腰当てになるほか、うつぶせになった時のクッションとしても使うことができる。 開発した店主の中川裕介さん（５０）によると、「七尾湾」のくびれ部分を足で挟んで横たわると、骨盤が自然に支えられ、心地よいという。「能登の人にも、離れて暮らす人にも愛用してほしい」と話した。 販売価格は１万９８００円（税込み）。店頭と専用サイトで販売している。問い合わせは同店（０７６７・５２・９５５０）へ。
もっと
