夏の甲子園大会第８日の１３日、第３試合に臨んだ神村学園（鹿児島）のアルプス席には、鹿児島市から茶畑颯志選手の家族５人が応援に駆けつけた。 大雨で交通網が混乱する中、急きょ予約したフェリーを使って１４時間かけて駆けつけた。 駆けつけたのは父・宗徳さん（４３）、母・麻美さん（４３）、弟・侑利くん（１０）と祖父母の一家５人。 県内では８日午前に大雨特別警報が発表され、死者が出るなど深刻な被害が相次いだ。茶畑家も１１日に車で出発する予定だったが、九州自動車道などは通行止めに。新幹線や飛行機も予約できず、「観戦は諦めないといけないかな」と途方に暮れていた。 「ダメ元で調べた」という志布志港発、大阪行きのフェリーの席に空きがあり、同日夕出発の便に乗り、１２日朝に大阪に到着した。 宗徳さんは「長旅の疲労もあるけど、疲れをふっとばすくらいの声を出したい」と大きな声援を送っていた。
もっと
