1日限定『8番出口』“歩く男”グリーティングに長蛇の列 無表情→笑顔で歓声上がって大盛り上がり

 29日に公開される映画『8番出口』の世界観が楽しめる「8/8(ハチハチ)地下通路フォトスポット」が“8月8日”の1日限定で表参道に誕生。タイトル『8番出口』の立体オブジェや、映画本編の美術を使用した地下通路フォトスポットが展示されたほか、映画でもキーマンとして登場する、河内大和が演じた「歩く男」と一緒に写真を撮影することができる“グリーティング”も開催された。3回に分けて行われたグリーティングだったが、当日の朝には整理券を求める人で長蛇の列ができていたとか。また「歩く男」うちわを持参するほどの熱心なファンも現れ、公開前から期待値の高さを証明するようなイベントとなった。約1800人が来場し、たった1日しか見られなかった、激レアなフォトスポットとグリーティングの様子をレポートする。 【写真】「河内大和LOVE」 自作したうちわを持参したファンに特大笑顔を見せる“歩く男” ■予定していなかった“あの人”も登場!  嵐・二宮和也が主演し、川村元気が監督・脚本を務める本作は、インディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたったひとりで制作し、累計販売本数180万本超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』を実写化した作品。今年5月には、第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのミッドナイト・スクリーニング部門へ正式招待され話題になったが、先日も、9月に開催される第50回トロント国際映画祭センターピース部門と、10月開催の第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭コンペティション部門への出品が正式に決定。さらに『パラサイト 半地下の家族』や『ANORA アノーラ』などアカデミー賞作品を数々手掛ける、近年最も勢いのある映画製作・配給会社NEON(ネオン)による北米配給も決まるなど話題は尽きず、日本のみならず世界からも熱視線を浴びている。  そんな本作の世界観を楽しめるフォトスポットが、東京・表参道にある「OMOTESANDO CROSSING PARK」にドドンと登場。ハイブランドやおしゃれな店舗が並ぶ表参道という地に、黄色い『8番出口』のロゴが大きく展示されているのはまさに“異変”だ。  館内に入ると、おなじみのタイル張りの壁のような装飾が施されており、夏の暑い世界にいたはずが、一気に『8番出口』のムードに。映画の中ではじっくり見ることができなかったポスターには、「エイト歯科医院」や「八雲美容クリニック」など8にまつわる数字がところどころに隠されていた。実際に撮影で使用されていたものなので、若干使用感を感じられるのもうれしいところ。  また、撮影で使用したもの以外も展示されており、間違いではなく“異変”を探す「映画『8番出口』異変さがし」と書かれたポスターも。実はこれ、「サイゼリヤ」kidsメニューの間違い探しでおなじみのイラストレーターthe rocket gold starが手掛けたもの。なので難易度がかなり高めで、7個目までは見つかるものの8個目が見つからず、居合わせたほとんどの人が苦戦していた。  穴が空きそうなほどポスターを見つめ、目がカラカラになった頃にグリーティングの時間が到来。1日3回行われたグリーティングは、各回40人参加することができ、合計120人の人が「歩く男」に会うことができた。「歩く男」のグリーティングは前日の夜に急遽発表されたが、集まったファンは用意周到。主演・二宮のアクリルスタンドを持っていたり、『8番出口』の小説を持っていたり、ファッションに黄色を取り入れていたり、「河内大和LOVE」と書かれた手作り応援うちわを持参していたりと、思い思いに『8番出口』愛をアピールしていた。  そしてついに「歩く男」が登場。ただ登場するだけでなく、劇中のようなウォーキングを生披露し、スタートからいきなり拍手喝采となった。  グリーティングといえば、テーマパークなどでキャラクターとたわむれるようなものを想像する人が多いだろうが、「歩く男」は世界観通りに、ただ無表情で立っているだけなので実にシュール。それでも本物に会えたうれしさで頭が真っ白になってしまったようで、撮影のために置いた荷物を取り忘れる人が続出していた。  さらにランダムで、「歩く男」が笑顔になる瞬間で撮影できた人も。「歩く男」が笑うたびに「わ〜!」と歓声と拍手が起きており、終始温かい雰囲気に包まれていた。また、15分間微動だにしなかった河内の役者魂にも驚かされる。  実はこの日、「歩く男」は渋谷スクランブル交差点や新橋SL広場にも出没。さらに二宮と川村が登壇したIMAX先行上映でも客席からサプライズ登場し、ファンを驚かせた。どんな場所でも表情が変わらない「歩く男」に徹した河内の姿をぜひ見比べてみてほしい。  さらにグリーティング終了後も、なんだか館内が騒がしく、目を向けてみると、本作の脚本を担当した平瀬謙太朗の姿が。完全にプライベートで立ち寄ってみたそうで、撮影中の苦労を思い出すほどの出来栄えだとフォトスポットの完成度に驚いていた。  たった1日の開催が惜しいほど愛であふれていた「8/8(ハチハチ)地下通路フォトスポット」。作品とは真逆で、思わず引き返したくなる、出口に向かうのが名残惜しいイベントだった。  映画『8番出口』は、8月29日全国公開。

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