第107回全国高校野球選手権大会 西日本短大付が弘前学院聖愛に競り勝つ

 第107回全国高校野球選手権大会第5日の9日、1回戦4試合が行われ、西日本短大付(福岡)は弘前学院聖愛(青森)に競り勝った。 西日本短大付4—3弘前学院聖愛  西日本短大付は七回に奥の犠飛で追いつくと、タイブレイクの延長十回に押し出し死球で勝ち越した。2番手の原が好救援。弘前学院聖愛は一度は逆転したものの、終盤の好機を生かせなかった。 コース突き4回無失点  西日本短大付は同点の七回から原が救援。「思ったところにしっかり投げられた」と丁寧にコースをつき、タイブレイクの延長十回を含む4回を無失点に抑えて勝利を呼び込んだ。春の選抜大会では準々決勝の横浜戦で打ち込まれた悔しさを胸に成長し、今夏の福岡大会では3試合に登板してわずか2失点。自信を持って臨んだ甲子園で好投し、「少しは借りを返せたかな」と笑顔を見せた。 弘前学院聖愛の左腕・芹川丈治、10回完投実らず  弘前学院聖愛の左腕・芹川は122球で10回を投げ抜き、自責点1の力投を見せた。コーナーを丹念に突く投球が持ち味。球速を求めて調子を崩したことから、本来の制球力を生かすスタイルに戻し、今夏の戦いに臨んでいた。それだけに、十回の押し出し死球を「(左打者の内角への制球を)詰められなかった」と悔やんだ。  西日本短大付・西村監督「(選手たちは)想像をはるかに超えた落ち着きで、すごいなと思った。(救援した原は)成長を感じた」  弘前学院聖愛・原田監督「(相手の)本塁打は失策からで、(十回の攻撃不発は)バントミスから。取れるところを取らないと、つけがまわってくると実感した」

もっと
Recommendations

【大雨警報】島根県・江津市に発表 10日07:17時点

気象台は、午前7時17分に、大雨警報(浸水害)を江津市に発表しました…

【べらぼう】染谷将太「喜多川歌麿」が大画家になるのに必要だった「蔦重」と「眼」

独創的な歌麿がなぜ「人まね」なのか喜多川歌麿といえば「美人大首…

【洪水警報】山口県・長門市に発表 10日07:10時点

気象台は、午前7時10分に、洪水警報を長門市に発表しました。【警報エ…

英国で欧米・ウクライナの国家安全保障担当者らの会合を開催 米ロ首脳会談を前に停戦交渉について議論 ゼレンスキー大統領「建設的だった」

ウクライナでの停戦をめぐるアメリカとロシアの首脳会談を前に、イギ…

福岡県・福岡地方と北九州地方で線状降水帯発生 1時間100ミリ超の猛烈な雨、土砂災害などに厳重な警戒を

きょう未明にかけて福岡県で線状降水帯が発生し、九州北部では雨が降…

小関裕太が平和への思い語る「痛みを実感することがすごく大切」 80年海に眠る旧日本軍“悲劇の特攻機”を取材

80年海に眠っていた旧日本軍の飛行機を発見。俳優・小関裕太がTBS/JNN…

進化がどう「調律」されるかは、「祖先」の姿形で決まっていた?…進化学者が発見した「驚きの法則」

「進化は再現不可能な一度限りの現象なのか?それとも同じような環…

自分が死んだらどこに眠るのか…1990年代に「実家の墓の継承」に決着をつけるときがきた理由

じつは、いつの間にか日本は「単独(ひとり)世帯が一番多い」国にな…

米艦隊に撃破され戦死、搭乗機が落下して死亡…意外と知らない、「戦争特派員の人生」

「状況芳しくなく、腹は決まっています」「これが最後の通信になるか…

歴史はこうして繰り返す…シェイクスピアの傑作『ヘンリー五世』と古代ギリシャ演劇の「意外な共通点」

人類は進化の過程で共感力を獲得し、言語を発達させてきた。そのなか…

loading...