入院患者を殺害した罪で服役しその後、無罪となった女性に対し、滋賀県警の本部長が直接謝罪しました。 滋賀県警・池内久晃本部長 「21年余りの長きにわたり、言葉では言い表せないほどのご心労、ご負担をおかけし大変申し訳ございませんでした」 滋賀県警の池内本部長はこのように述べ、県警のトップとして初めて謝罪しました。 元看護助手の西山美香さんは、2003年、湖東記念病院で入院患者が死亡したことをめぐり、殺人罪で懲役12年の判決を受け服役。出所後に行われたやり直しの裁判で無罪が確定しました。 西山さんが国と県に賠償を求めた民事裁判では、先月、大津地裁が警察の捜査を違法と断定し県に賠償を命じる判決を言い渡していました。池内本部長は違法捜査と指摘されたことについて「重く受け止め、真摯に反省している。より一層、緻密かつ適正な捜査を行っていきたい」と述べました。 西山美香さん 「『緻密・適正な捜査をする』としか言わないので、本当にこれで冤罪がなくなるのかと思います。きょうの言葉を本部長は心に留めて、ちゃんと下の人を指導してほしいと思います」
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