マツダ「“新型”2ドアスポーツカー」登場する? 「RX-7後継!?」な「ロータリーエンジン搭載」に期待も「トランプ関税」「経営状態」が“足かせ”に? 「ICONIC SP」コンセプトカーはどうなる

市販化準備は着実…ともいえない状況に  2025年10月に、「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」が開催予定です。次回は2年に1度の「ショーイヤー」で、さまざまなコンセプトモデルが披露されます。  前回2023年のJMSショーイヤーでも注目のコンセプトカーが多数公開されたのも記憶にあたらしいところですが、そのなかで目立っていたのがマツダ「ICONIC SP(アイコニック エスピー)」。 【画像】超カッコいい! これがマツダの「新型ロータリースポーツ」です! 画像で見る(30枚以上)  その特徴から「RX-7」の後継などと注目され、市販化を期待する声もありますが、その後具体的なアナウンスはされていません。マツダのアイデンティティである「ロータリーエンジン」を搭載したこのモデルの未来はどうなるのでしょうか。 「RX-7再来」とも称された「アイコニックSP」 どうなるのか  現在、筆者(西川昇吾)の手元に確実な情報が集まっている訳ではありませんが、アイコニックSPに関しては「マツダは諦めていないが、近い将来は難しい」といった温度感であると思います。  2023年に発表された時には、特徴的なリトラクタブルヘッドライトの搭載や、流麗なボディデザインだけでなく、2ローターのロータリーエンジンを発電用に搭載し、最高出力やボディサイズ、重量など詳細なスペックも明らかにされていました。  コンセプトモデルでここまで詳細な数値が明らかにされるのは、珍しいことです。 「市販化をする」という明言こそなかったものの、この具体的な数値内容を見てみると、具体的な市販化への動きがあるとも感じてしまいます。  さらに、アイコニックSPに関連するものと思われる商品登録、意匠登録、特許出願なども行われているため、ゆっくりとした歩みですが市販化を目指しているのは事実でしょう。  しかし、マツダの計画を大きく覆す出来事がありました。それはアメリカのトランプ大統領による関税方針です。  一時は日本からの輸出に25%の関税をかける方針となり、アメリカ市場への依存度が高いマツダにとっては痛手が予想されるニュースとなりました。  結局、関税は15%に落ち着く方針となり、最悪のシナリオは避けられたのですが、これまでよりも経営に対する状況が厳しくなるのは事実です。  そのような状況の中で、少量生産となるスポーツカーの新モデルを素早く市場投入するのは現実的な話とは言えません。  詳細なスケジュールに関してはマツダ社内の人しか知らない部分ですが、もしマツダ社内でアイコニックSPの市販化が本気で計画されていたのならば、トランプ関税の影響でそのスケジュールはかなり遅れることになった可能性は、少なくないでしょう。  もちろん、公式的にはまだ登場すると決まっている訳ではありません。登場しない可能性だってあります。むしろアイコニックSPが登場するか否かは、マツダの屋台骨である「CX-5」の新型モデルが好調に売れるか否かにかかっていると言えます。  もしも、マツダが本気でアイコニックSPの市販化を考えているならば、10月末から開催される次回のJMSで、以前のコンセプトモデルよりも具体的な進化をしたモデルの展示が行われることでしょう。

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