失点直後には逆転2ラン…ド軍は敗れる 【MLB】カージナルス 5ー3 ドジャース(日本時間7日・ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのカージナルス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。投げては前回投げ切れなかった4イニングを投げて被安打2、8奪三振1失点で降板。54球を投げ、最速は101.1マイル(約162.7キロ)だった。打っては失点直後に逆転2ランを放ち、メジャー通算1000安打を達成。試合後の一問一答は以下の通り。 ——試合は落とした。 「接戦だったので、最後取り切れれば、大きな勝ちになった。中盤、打席も含めてもう少し粘り強くいければ、後半にいい点差で迎えられたのかなと思います」 ——暑さの中でホームラン、ピッチングでも結果を残した。 「ホームランの打席もよかったと思いますし、バントヒットで(点を)取られましたけど。もう少し咄嗟の判断というか、もう少し(構えを見て)際どい所に投げるべきだったのかなと思います」 ——準備で心がけていることは。 「基本的には投げても投げていなくても、打席とピッチングは別々で考えているので。マウンドでやるべきことと打席でやるべきことというのはすみ分けて、切り替えながらやっていきたい」 ——投球について。 「4イニングしっかり投げ切れたのが1番いいことじゃないかなと思うので。次回以降、イニングが伸ばしていけたらいいかなと思いますし、ピッチングの方で特に、大きな前進があった日かなと思います」 ——先発にあたって準備の変更はあったか。 「登板間のトレーニングのスケジュールを見直したいかなと思っているので、また来週以降、球数も増えると思うので、全体的なボリュームを考えたいなと思います」 ——速球に頼っていましたが、その理由は。 「全体的なコマンドも良かったですし。真っすぐもよかったですけど、それ以上に変化球。特にスライダー、カーブ、全体的に試しながらいけた」 1000安打の内、本塁打が1/4を占める「一番は四球」 ——1000安打、300打点、ホームランが4分の1くらいになりましたが、大谷選手が打者として理想とする中で、どれだけその配分に近づいている? 「どうですかね。一番はフォアボールが選べるかだと思います。技術的に、なかなかゾーン内に球が来ない時に、我慢できることが打席の中では一番大事なこと」 ——投手として復帰してから、打撃の成績が落ちて、監督は「3年ぶりにやったので影響があるのでは」と話していた。 「シーズン前半はどちらかというと、相手チームもアグレッシブに攻めてくるシチュエーションが多かった。自分自身が打っていく中で試行錯誤する時期だった。復帰したくらいのタイミングで数字が整ってきて、相手チームもポストシーズンを狙うチームとそうでないチームが出てくる中で、シチュエーションによってゾーン内に球が来ない時に我慢しきれるかどうかが一番大事になる。投げている、投げていないに関わらず、我慢強く打席を送れるか、そして後ろのバッターに繋ぐためにしっかりボールを選べるかが、打席を送る中で大事だと思います」 ——ホームランが出ていない中、ケージでのバッティングで意識したことは。 「イメージは特に変わらないですけど、全体的な練習量は決めていかないといけないので、振れる回数や時間も限られている。感覚の違いを探る作業を、1日の練習時間の中で大事にしています」 ——金ヶ崎シニアの子どもたちが今日来ていた。 「僕はアメリカに来て試合を観たことがないので、子どもたちがMLBの試合を観れるのは良い経験だと思います。もし自分自身がそういう経験をできていたら、もっと日々の過ごし方や野球への取り組み方も変わっていたと思うので、良い経験を自分の糧にしてもらえたらと思います」(Full-Count編集部)