【タンパ（米フロリダ州）＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの山本由伸は３日（日本時間４日）、敵地でのレイズ戦に先発し、５回２／３を投げて５安打無失点、６奪三振、無四球で、１０勝目（７敗）を飾った。 ２桁勝利はメジャー２年目で初めて。 １番指名打者で出た大谷翔平は右翼への二塁打を含む３打数２安打で、申告敬遠を含む２四球だった。捕手への内野安打で出た七回に今季１４、１５個目の盗塁となる二盗、三盗を決めた。試合は３—０だった。 強い日差しが降り注ぎ、開始時の気温３３度の暑さの中で始まったデーゲーム。山本が六回途中まで無失点の好投を見せた。三回以外は毎回安打を許したものの、要所で踏ん張った。 特に光ったのは０—０の五回、自らの一塁ベースカバーが遅れて内野安打を許し、味方の失策も絡んで一死一、三塁となった場面。１番ディアスを二飛、続くＢ・ローにはファウルで粘られたが、最後は低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。ピンチで得点を許さなかった山本がゆっくりとベンチに戻ると、大谷やカーショーらが拍手で迎えた。
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