【2025年上半期】交通違反ランキング! 1日1.35万件以上の検挙!? 3位は意外な行為だった… 1位「一時不停止」2位「スピード違反」に要注意!

【2025年上半期】最も多い交通違反は一時不停止!スピード違反で捕まりやすい速度帯は?  2025年7月29日、警察庁は「2025年の上半期(1月〜6月)」における交通事故の死者数や交通違反の取り締まり状況などを公表しました。  では、一体どの交通違反の検挙が多かったのでしょうか。 【画像】「知ってた?」 これが「覆面パトカーの見分け方」です! 画像で見る(51枚)  この記事では、2025年上半期で特に多かった交通違反のトップ3と、スピード違反で捕まりやすい速度帯について元警察官の筆者が詳しく解説します。 【2025年上半期】最も多い交通違反は一時不停止!スピード違反で捕まりやすい速度帯は?(画像はイメージ)  2025年の上半期(1月〜6月)の期間における死者数は1161人、そのうち65歳以上の死者数は659人で、高齢者が死者数の約56.8%を占めています。  高齢者では横断歩道やそれ以外の道路を横断するなど「歩行中」の事故が最も多かった一方、小学生では「自転車乗車中」の事故が最も多く発生しており、世代での差異がみられました。  特に今は夏休みシーズンということもあり、子どもが自転車で出かける機会も増えると想定されるため、保護者が今一度、子どもに正しい交通ルールや安全な運転方法を教えることが大切です。  また交通違反の検挙件数について上半期は合計244万5944件であり、単純計算ではあるものの、1日あたり1万3500件以上の違反が検挙されたことになります。  まず最も検挙件数が多かったのは「一時不停止」の違反で56万6633件、全体の約23.2%を占めました。 「止まれ(STOP)」の標識がある交差点では停止線の手前で一時停止しなければなりませんが、ここでいう「一時停止」とは車両のタイヤが完全に停止することを意味します。  つまりスピードを落として停止線をゆっくりと通過した場合であっても、厳密には一時不停止の違反に当たるため、停止線の手前で確実に止まる意識を持つことが重要です。  なお警察は、一時停止場所では「1停止線での停止」、「2見せる停止」、「3確認の停止」という3段階停止を推奨しています。  1は交通ルールに従って停止線で止まるもの、2は優先道路側を通行する車両や歩道にいる歩行者に自分のクルマの存在を知らせるため、交差点の角にクルマのバンパーを揃えるようにして停止するものです。  さらに3は、2の停止位置から左右の安全確認ができる場所までゆっくりと前進し、停止することをいいます。  一時停止標識のある交差点では出会い頭の衝突事故が発生しやすいため、より慎重な安全確認が求められるといえるでしょう。  次に、2番目に多く検挙された違反は「最高速度違反」の41万1957件で、全体の約16.8%でした。ちなみにこの違反を超過速度別の検挙件数でみると、以下のようになります。 ーーー ●時速50キロ以上 5332件(全体の0.2%) ●時速30キロ以上50キロ未満 5万4054件(全体の2.2%) ●時速25キロ以上30キロ未満 9万1815件(全体の3.8%) ●時速20キロ以上25キロ未満 13万1099件(全体の5.4%) ●時速15キロ以上20キロ未満 12万9635件(全体の5.3%) ●時速15キロ未満 22件(全体の0.0009%) ーーー  上記を踏まえると、時速15キロ以上〜時速25キロ未満の速度超過が検挙されやすい傾向にある一方で、時速15キロ未満の速度超過はほとんど検挙されていないことが分かります。  これはクルマの性能上、実際の速度とスピードメーターに表示される速度に時速10キロ前後の誤差が出る可能性があるため、それを考慮して取り締まりがおこなわれた結果とみられます。  そして3番目に多かったのは「放置違反金納付命令件数」の31万1709件で、全体の約12.7%でした。  放置違反金納付命令とは、駐車違反の取り締まりを受けた際に運転手が警察に出頭せず放置違反金の納付もしなかった場合、公安委員会から車両の使用者に対して出される命令のことをいいます。  すなわち、駐車違反で取り締まりを受けても、何の対処もせず放置しているドライバーは決して少なくないといえるでしょう。  ただし放置違反金を納付しないままでいると、最終的に車検が受けられなくなったり財産を差し押さえられたりするケースもあることから、その点には注意が必要です。 ※ ※ ※  上記のほか、交通違反の検挙件数は多い順に「通行禁止違反」、「信号無視」、「横断歩行者等妨害等違反」と続き、交通事故につながりやすい違反の取り締まりが強化されている状況がうかがえました。  交通違反で検挙されないためには、事故が起きないような安全運転を心がけることが肝要といえるでしょう。

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