日本保守党の百田尚樹代表と北村晴男参院議員が２９日、国会内で会見し、北村氏がＸで石破茂首相を「どこまでも醜い、奇妙な生き物」とポストし、炎上している件に言及した。 　北村氏は２７日に石破首相が続投意向を示していることに「醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本。一刻の猶予も無い」とポストし、炎上した。元大阪府知事の橋下徹氏は「これまでは単なる一弁護士で好き勝手に言えたが、これからは税金で飯を食っていく公人の国会議員だ。発言の仕方を一から勉強しろ」と批判していた。 　北村氏は「『奇妙な生き物』は率直な感想」としたうえで、ポストした背景に石破首相の過去の発言との矛盾があるという。昨年の総裁選で解散権の行使に慎重な姿勢を見せていたが、首相に就任するや早期解散に踏み切ったことや、２０１１年に参院選で敗北した管直人首相に対し、「内閣はあなたの私物ではない」と迫ったことなどを挙げた。 「過去の発言を覆すに当たって、説明するのがまともな人間の行動。今回３連敗して、異例の惨敗をしているにもかかわらず、しがみついている。恥を知らない人。かなり奇妙な生き物と思っていたが、とうとう続投の理由に『南海トラフ地震や首都直下地震があるかもわからないから政治的な空白はつくってはいけない」と。論理が破綻しているのは説明のしようがない。しがみつくとなると、単に無能だとか論理的思考がないとか説得力がないとかのレベルじゃない。人格に根差している。私の人間観察からすると頭の良さ悪さではない。醜悪な人柄であると考えざるを得ない。外見は全然問題にしていない」とポストした真意を説明した。 　これに百田氏も「橋下徹は鬼の首を取ったかのようにボロクソ言っているが、私は（発言を）認めています。『批判の仕方がおかしい』『なんやこのルッキズムは』というが、どう読んだらそうとれるのか。石破総理の容貌とか容姿を言っているんじゃない。誰が見ても、政治家、人としての生き方、姿勢が醜いと言っている」と北村氏をフォローした。 　百田氏は続けて「『汚い政治家』『おぞましい政治家』もダメになる。この発言を批判するのは日本語の読解力が著しく低い、リテラシーが低い」と炎上していることに呆れていた。