日本テレビ「news every.」の桐谷美玲キャスターと森圭介キャスターの“キリ・モリ”コンビが暮らしに役立つ情報を紹介するコーナー『キリモリっ！』。 今回は、まだまだ高値が続くお米をおいしく食べる料理術。教えてくれたのはSNSで話題の「炊飯器ギャル」さん。炊飯器をポチッとするだけであっという間に驚きのご飯ができあがります。 ◇◇◇◇ 森キャスター 「今回の『キリモリっ！』は、ご飯です」 桐谷キャスター 「ご飯！」 森キャスター 「炊飯器を使うらしいんですけど、今回の先生もなかなからしいですよ」 桐谷キャスター 「またきちゃいましたか」 森キャスター 「きょうも味付け濃いめで、おなか壊さないようにしてくださいね」 桐谷キャスター 「わかりました！」 ■始まりは「炊飯器デコろう！」　具材入れるだけで…簡単ご飯が誕生 ——今回は依然、お米の高値が続く今おすすめ！　炊飯器で全て完結する、超簡単料理術です。教えてくれるのは… 炊飯器ギャルさん 「炊飯器専門の料理家をやっている『ギャル』です」 森キャスター 「なるほど…、どうお呼びすればいいですか？」 すいギャルさん 「『すいギャル』と呼ばれてます」 森キャスター 「きょうも大変そうです…」 ——SNSで独自の炊飯器料理を発信し、総フォロワー数75万人超えの“炊飯器ギャル”さん。2年前に失恋をし、落ち込んでいた時にふと目についたのが炊飯器だったそうで… すいギャルさん 「『どうしよう！やることない…。炊飯器デコろう』から始まりました」 「かわいくなったらテンション上がって、料理やってみようかなって」 桐谷キャスター 「でも、この爪でお料理できるんですか？」 すいギャルさん 「だから炊飯器なんですよ」 桐谷キャスター 「だから…？」 ——若干、不安な部分はありますが、覚醒したすいギャルさんの料理は「超簡単なのにおいしい」と話題になり、わずか1年もたたずにレシピが書籍化。人気に火がつきました。 森キャスター 「これまでで、めちゃくちゃバズったなっていうのは？」 すいギャルさん 「チーズリゾットがあります」 森キャスター 「チーズリゾット！」 ——その動画を見てみると… 桐谷キャスター 「床？」 森キャスター 「雑に入れてるね！」 桐谷キャスター 「チーズってこのチーズ？」 森キャスター 「早い！」 すいギャルさん 「本当に動画（の手順）だけで作れるので、開けてみてください」 桐谷キャスター 「うわー、おいしそう」 森キャスター 「これは、さすがに作ったの入れてるでしょ？」 すいギャルさん 「炊飯器で作れるんですよ」 森キャスター 「本当に？ 」 ——今回のテーマは、炊飯器に具材を入れるだけの簡単ご飯！ 桐谷キャスター 「チーズめちゃくちゃ濃厚じゃないですか」 すいギャルさん 「よかった！」 森キャスター 「これうまい！背徳感がすごいですね！　目が覚めちゃった、食べた瞬間に」 ■下準備わずか5分！「ビーフペッパーライス」 ——ということで、具材を投入して、スイッチを押すだけ！　炊飯器まかせのレシピをご紹介します！ すいギャルさん 「まずは一番人気のビーフペッパーライスを作ります」 桐谷キャスター　 「お肉は焼かないとダメじゃないですか？」 すいギャルさん 「いや、いけるんですよ！　炊飯器なら入れて押すだけ」 ——キャンプ飯としても人気のビーフペッパーライス。炊飯器なら手間なく作れるそうです。まず生米（2合）を投入し、水を入れる前に… すいギャルさん 「焼肉のたれを大さじ4入れます。炊き込みご飯って失敗するもとが、調味料を水の後に入れて水分量が変わってべちゃべちゃになったりとか、失敗の1番の原因なので、先に（調味料を）入れるのがポイントです」 森キャスター 「理にかなってるね」 ——調味料、それにあわせた量の水を後で入れれば、トータルの水分が多くなりすぎず失敗も少ないのだそう。これを混ぜ合わせたら… すいギャルさん 「お肉を真ん中にドバッといきましょう」 ——具材の牛薄切り肉（120グラム）、コーン（大さじ2）、バター（20グラム）を入れるだけ。 森キャスター 「桐谷さん、そうしたら…」 桐谷キャスター 「終了…。何もしてなくないですか？」 ——「キリモリっ！」史上最短、これでおしまい！　しかし… すいギャルさん 「この後がめちゃくちゃポイントがあって、見ていてくださいね」 すいギャルさん＆桐谷キャスター 「ギャル！」（ともにポーズを取る） 森キャスター 「よくできました！」 すいギャルさん 「炊き上がるのを待つだけ」 ——その間、時間を有意義に使えるのもこの料理のいいところ。そして、炊き上がりまでおよそ50分。 森キャスター 「こういう仕上がり！」 桐谷キャスター 「めちゃくちゃいい香りする」 森キャスター 「（おいしさが）食べなくてもわかる」 桐谷キャスター 「ちゃんと中までしみしみじゃないですか」 森キャスター 「本当だ」 すいギャルさん 「調味料が自然と混ざるので、味ムラがなく完成するんです」 ——仕上げにペッパーをお好みの量でかければ… すいギャルさん 「ビーフペッパーライスの完成です！」 森キャスター 「素晴らしい」 ——下準備わずか5分！　具材を入れるだけの簡単料理ですが… 桐谷キャスター 「おいしい！　タレの味がご飯の中までギュンって」 すいギャルさん 「染み込んでます？」 森キャスター 「うまい！お肉の味もご飯に染みてますね！　ご飯とお肉を別々に調理しちゃうと、この味にはならない」 すいギャルさん 「そうですね」 森キャスター 「これウマいし、倍いけますね！」 ■お米にダシがしみしみ…炊飯器で時短「パエリア」 ——続いては炊飯器で作る、スペインが本場のあの料理！ 森キャスター 「さぁ、すいギャルさん続いては？」 すいギャルさん 「パエリアです！」 森キャスター 「パエリアって自分で作るものじゃないって思ってるんですが」 すいギャルさん 「炊飯器を使えば、お米にダシも染み込んだめっちゃおいしいのができるんですよ」 ——魚介類の下処理や生米からの調理など、家庭で作るにはハードルが高いパエリアですが、これも炊飯器であっという間にできちゃうのだとか。 すいギャルさん 「まず、玉ねぎを2センチ幅に切ります」 桐谷キャスター 「2センチ幅？　こういう状態ってこと？」 すいギャルさん 「なんでもいけます！　パエリアっぽいので」 ——玉ねぎ（1/4個）を2センチ幅、パプリカ（赤・黄 各1/4個）を縦に1センチ幅に、すいギャルさんいわく、パエリアっぽくカットします。 すいギャルさん 「一旦置いておいて、炊飯器にお米を入れます」 ——お米（2合）を入れたら、お水はメモリ1.5合分と少なめでいいそうです。 すいギャルさん 「今回、時短がポイントなので、冷凍シーフードミックスを使います。ここから水分が出るので」 桐谷キャスター 「そんなに出ます？」 すいギャルさん 「いけるんです」 森キャスター 「魔法の言葉を使えばいけるんです！」 桐谷キャスター 「本当にいじわる！」 ——水を入れたら具材の前に、コンソメ（小さじ4）、塩（小さじ1/2）、コショウ（適量）を加え… すいギャルさん 「パエリアなのでサフラン（ひとつまみ）を入れます。これで調味料終わりなので、具材入れていきます」 ——先ほどの冷凍シーフードミックス（70グラム）に… すいギャルさん 「その後（むき身）アサリ（40グラム）入れます」 森キャスター 「結構たっぷり！」 すいギャルさん 「たっぷりです！具沢山！　先ほど切ってもらったパプリカと玉ねぎを入れます」 森キャスター 「具材が全く水につかってないんですけど大丈夫ですか？」 すいギャルさん 「なんだかんだ適当で行けるので。これでほぼ完成です、炊飯お願いします！」 ——そう、最も大事なアレ！ 桐谷キャスター 「ギャルーーーー！」 森キャスター 「免許皆伝！」 桐谷キャスター 「ありがとうございます！」 ——さらに本格的にするため、殻つきのエビは後乗せ！　エビは塩と料理酒を加え、レンジで6分間加熱します。 森キャスター 「令和の米騒動、すいギャルさんはどう見ていたんですか？」 すいギャルさん 「マジ最悪！　めちゃくちゃ値上がりしたじゃないですか、ギャルってマツエクとか超お金かかるんです。1000円上がるなら、まつ毛1本増やしたいよっていう」 森キャスター 「なるほどね」 桐谷キャスター 「大事ですよ、まつ毛は」 森キャスター 「桐谷さんはギャルだった頃の時代ってあるんですか？」 桐谷キャスター 「ないです。高校生の頃はメイクが濃いのが主流だったんですよ。雑誌の写真とかを見るとついてます、つけまつ毛」 森キャスター 「じゃあギャルじゃん！」 桐谷キャスター 「ギャルじゃない！」 ——待つこと50分。炊きあがったパエリアは… 森キャスター 「パエリアになってない？」 桐谷キャスター 「ちゃんとお米に色ついてますね」 森キャスター 「香りは完全にパエリア」 桐谷キャスター 「おこげ！」 森キャスター 「パエリアじゃん」 桐谷キャスター 「水少なめに入れたじゃないですか？　混ぜた感じは全然かたくない。めちゃくちゃおいしそうですよ」 ——ここに先ほどのエビを盛り付けたら… 森キャスター 「パエリア完成しました！　豪華ですよ！」 桐谷キャスター 「映えてます！」 ——お味のほうは… 桐谷キャスター 「魚介の味」 すいギャルさん 「しみしみですか？」 桐谷キャスター 「しみしみです！　普通のパエリアって、ちょっと芯が残ってたりとかする。それは違うかもしれないですけど、味はパエリア」 森キャスター 「パエリア！　魚介の味はどこから出てるの？」 すいギャルさん 「シーフードミックスからきてます」 森キャスター 「そんなにポテンシャルあるんですか？　これマジ店！」 ■食卓が華やかに…映えメシ！　新感覚の「炊き込みご飯」 ——続いては、新感覚炊き込みご飯！ すいギャルさん 「企業が公式レシピとして提案しているレシピなんですけれど、見た目がめちゃくちゃ鮮やかで、ギャルにぴったりの映えメシです」 森キャスター 「ギャルにぴったりの映えメシを“オジ”が作るんですか？」 すいギャルさん 「本当にちょっと変わったものを入れるので、2人に食べてもらって、ジャッジしていただきたいです」 ——いったい、どんなものができるのかわからないまま、まずは… すいギャルさん 「玉ねぎを8等分に切り込みを入れます」 ——具材に玉ねぎ（1個）、ソーセージ（4本）は輪切りにし、さらにほぐしたしめじ（1/2パック）を用意します。 桐谷キャスター 「具材見ただけだと映える感じしないですよね」 森キャスター 「そうですよね」 ——炊飯器にはお米（3合）、ここに調味料の料理酒（大さじ1）、コンソメ（小さじ2）、塩（小さじ1と1/2）を入れ… すいギャルさん 「お水を550ミリリットル入れます」 桐谷キャスター 「メモリ通りじゃないんだ」 すいギャルさん 「これは決まってて、この後入れるものがあるので」 ——そう、この料理最大のポイントがこちら！ 森キャスター　 「なんだこれ？」 すいギャルさん 「わかります、これ？　抹茶アイスです」 森キャスター 「また、変なこと言ってる。絶対このまま食べた方が良くないですか？」 すいギャルさん 「これをほぐして周りに入れていきます」 森キャスター　 「ほぐす必要あるんですね」 すいギャルさん 「抹茶アイスを染み込ませたいので」 森キャスター 「絶対このまま食べた方が美味しいよ」 すいギャルさん 「いやいや、映えてるじゃないですか？　この時点で」 森キャスター 「入れてしまいましたよ」 すいギャルさん 「緑です」 森キャスター 「いや〜映えてますね」 ——あとはこのまま炊くだけ！ 森キャスター 「せーの“ギャル”。今、（手の）筋がビーンってなりました」 ——そして炊き上がりは… 森キャスター 「え？　お米はちょっと緑色になってる」 桐谷キャスター 「お米は緑色」 森キャスター 「やわらかいー」 桐谷キャスター 「そんなほぐれます？」 森キャスター 「めちゃくちゃ気持ちいい。すごくいい香りがする」 すいギャルさん 「香り合格！　全てうまみが凝縮されたにおいです」 ——最後にお好みでネギを振りかければ… 森キャスター 「完成しました」 ——抹茶アイスを使った新感覚の炊き込みご飯。アイスメーカーが公式に出しているレシピで、見た目は確かに鮮やか！　肝心のお味は？ 森キャスター 「ウマいね！　食べた瞬間にほんのり抹茶の香りがして、コンソメの旨みが後から出てくる」 桐谷キャスター 「炊き込みご飯もみりんとか入れるじゃないですか？　その感じに似ているかもしれない」 すいギャルさん 「日本食って茶色が多くなっちゃうじゃないですか？　これがあることによって食卓が華やかになる」 ——抹茶アイス炊き込みありですか？ 森キャスター 「全然あり！　普段は変なことやっている人が、まじめに仕事している姿を見ちゃった感じ。どう言葉にしていいかわからない」 （7月24日放送『news every.』より）