トヨタ「超快適な豪華ミニバン」何がスゴい? 2列目「極上装備」必見! 「アルファード」はまさに社長室だった… 快適移動を実現する秘密とは

トヨタ「アルファード」の優雅な後席空間とは?快適移動を実現する高級ミニバンの秘密  トヨタ「アルファード」と言えば、高級ミニバンというジャンルを不動のものとしています。  そんなアルファードですが、現行は2023年に登場しました。 【画像】1000万円超え! 超かっこいい! 真っ黒×4人乗り「アルファード」 画像を見る!(30枚以上)  2023年当初は、「Z」「Executive Lounge」の2グレードのみ、パワーユニットはガソリン車とハイブリッド車。  その後2024年12月には8人乗りの安価な「Xグレード」が設定された他、プラグインハイブリッド車も追加されています。  なかでも快適性が優れている「Executive Lounge」とはどのような仕様なのでしょうか。 トヨタ「アルファード」の優雅な後席空間とは?快適移動を実現する高級ミニバンの秘密  アルファードは、ミニバンブームの2002年に「トヨタの最高級ミニバン」として誕生しました。  以来、高級志向のお客様から絶大な支持を集め、2015年の3代目モデルでは「大空間高級サルーン」へと進化。  そして2023年、4代目となるアルファードが満を持して登場。  今回のモデルチェンジにあたり、開発チームは「快適な移動の幸せ」という価値を追求。  運転する方も、後席に乗る方も、すべての乗員が相手を思いやり感謝し合える空間の実現を目指しました。  そのために「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに定め、プラットフォームを刷新。  高級サルーンとしてふさわしい基本性能を向上させながら、内外装デザインや室内空間、使い勝手といった面でも徹底的な改良が行われています。  アルファードの最大の魅力は、何と言っても後席の快適性にあります。  ここでは、なぜアルファードの後席がこれほどまでに快適なのか、その秘密を詳しく見ていきましょう。  アルファードの後席空間は、単に広いだけではありません。  運転席のドライビングポジションや2列目シートの構造を工夫し、3列目シートのクォータートリムやバックドアトリムの薄型化など、0.1mm単位での検討を重ねた結果、運転席と2列目シート、および3列目シートとの距離は従来型比でそれぞれ5mm/10mm広い前後席間距離を確保しています。  このわずかな違いが、長時間の移動でも疲れにくい空間を生み出しているのです。  アルファードの後席には、乗降時から乗車中まで、すべての時間が上質で心地よい体験となるよう、細部にまでこだわった装備が満載されています。  従来は天井の左右など各所に点在していた照明やスイッチ類、エアコン吹き出し口などの機能を天井中央に集約した「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」は、トヨタ初の試みです。  これにより、反対側の窓を開閉したり照明を調節できるなど、後席のどこにいても使いやすい操作性を実現しています。  このコンソールには、以下の機能が集約されています。 ーーー - 照明:高輝度LED採用の読書灯、LEDドームルームランプ、LEDルーフカラーイルミネーション - 空調:天井エアコン吹出し口、後席エアコンコントロールパネル - 操作:後席用のおもてなしワンタッチスイッチ類 - ユーティリティ:天井収納ボックス、後席ディスプレイなど ーーー  またトヨタ初となる下降タイプのパワーサイドサンシェードも特筆すべき装備です。 「日差しを遮りながらも景色を楽しみたい」という要望に応えるため、従来の上昇タイプではなく下降タイプを採用。  操作時の違和感をなくし、完全に閉めた直前は幾分か透過性を残すことで、日本ならではの情緒を繊細に表現しています。  アルファードの後席が快適である理由は、視認できる装備だけではありません。乗員に伝わる振動・騒音の低減にも徹底して取り組んでいます。  TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化し、車体剛性を従来型比約50%アップ。  さらに構造用接着剤を乗員の足元付近には高減衰タイプ、車両後方には高剛性タイプをそれぞれ最適に塗布することで、ボディの変形を効果的に抑制しています。  サスペンションもフロントをTNGA用のマクファーソンストラット式に刷新し、リヤは従来のダブルウィッシュボーン式をベースに新開発。  同時に周波数感応型ショックアブソーバーを設定し、地面からの不快な微細振動を吸収します。  2列目シートには、クッションフレームの取付部分にゴム製のブッシュを配置したり、背もたれ・アームレストに低反発のフォームパッドを採用するなど、防振のための工夫を徹底。  これにより、乗員に伝わる振動を従来型比約3分の1まで低減することに成功しています。  ロードノイズや風切り音に対しても様々な対策を実施。  新開発の低騒音タイヤの採用や、カウル等への吸音材設置、風圧を強く受ける部分の形状最適化などにより、発生する音を抑制しつつ周波数のバランスを整えることで「森の中にいるような」心地よい静けさを実現しています。 これぞ…ファーストクラス? 社長室? 超絶快適な2列目の凄さとは  アルファードの後席は「移動する応接室」と呼ぶにふさわしい豪華さを誇ります。  後席の中でも特に贅沢なのが、「エグゼクティブラウンジ」のセカンドシートには、シート表皮に上質な肌触りのプレミアムナッパ本革を採用。  快適に操作できるパワーロングスライド、伸ばした脚をゆったりと受けとめるパワーオットマン(伸縮機構付)、心身の疲れを癒すリフレッシュシート。  安楽姿勢を追求したリクライニングでは、前滑りを防ぐため、座面の高さを最適化しました。  加えて、座面前部の高さを調整できる電動チルトを追加し、最適な座面角を実現。電動で前後150mmの伸縮調整が可能なオットマンにより、大柄な乗員でもかかとまでしっかり支えることができます。  さらにエグゼクティブラウンジシートには、トヨタとして初めてアームレストとオットマンに快適温熱シートの加温範囲を拡大しヒーターを搭載。  さらに背もたれおよび、座面内のエアブラダー(空気袋)を膨張させることで、乗員の背中から大腿部までを押圧し、心身のリフレッシュに寄与します。  その他、屋久杉のうずら杢がモチーフの加飾をあしらった回転格納式サイドテーブルなども備わっています。 リヤマルチオペレーションパネルは指先ひとつで、空調、オーディオ、照明、サンシェード、シート機能など、後席の多彩な機能を操作できる。  またスマホのような「リヤマルチオペレーションパネル」を使えば、空調、オーディオ、照明、サンシェード、シート機能など、後席の多彩な機能を5.5インチのタッチディスプレイで操作可能です。  具体的には気分や目的に合わせて室内環境を整える「Smart Comfort」という機能で、各プリセットモード(Dream/Relax/Focus/Energize/My Original)により、それぞれ以下のような効果が期待できます。 ーーー - Dream:温かめの空調と明るさを抑えた照明で、眠りの時間を演出 - Relax:温かめの空調と柔らかな間接照明で、リラックスの空間を演出 - Focus:温かめの空調と爽やかな照明で、集中しやすい空間を演出 - Energize:シートの温熱入り切りと照明変化で、活力を呼び起こす空間を演出 - My Original:お好みの設定で、自分だけの快適空間を演出 ーーー  また後席には、14インチの後席用ディスプレイを装備。TVやスマートフォンの映像を大画面で楽しめるほか、音声認識を活用した操作も可能です。  電源OFF状態でも「Hey,トヨタ、TVつけて」と話しかけるだけでディスプレイがオープンしてTV視聴開始までを自動で行います。 ※ ※ ※  アルファードは、単なる移動手段を超えた「快適な移動の幸せ」を追求した高級ミニバンです。  特に後席の快適性は、これまでのミニバンの概念を覆すほどの贅沢さと機能性を備えています。  徹底した振動・騒音対策により「森の中にいるような」静けさを実現し、乗員それぞれの要望に応える細やかな装備の数々。  そして何より、乗る人すべてが思いやりと感謝の気持ちを共有できる空間設計こそが、アルファードの真髄と言えるでしょう。  移動時間を単なる「移動」から、価値ある「体験」へと変えてくれるアルファード。高級ミニバンの王者の名は、今も揺るぎないものとなっています。

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