香港を拠点とするアレクシ・バデル騎手（３５）＝フランス＝が、短期免許でのＪＲＡ初勝利を飾った。牝馬限定戦の中京２Ｒ３歳未勝利戦（ダート１８００メートル）で、７番人気のサッカレッロ（牝３歳、栗東・坂口）に騎乗。序盤は後方で脚をためると、最後はメンバー最速の上がり３Ｆ３６秒３の末脚を引き出し、上位３頭がタイム差なしの鼻、首差の接戦を制した。 今回の短期免許で初騎乗初勝利を決め、「すごくうれしいです」と破顔一笑。２３年ワールドオールスタージョッキーズでも来日し、第４戦で７番人気フェステスバントを勝利に導いており、それ以来となる日本でのＶ。「２年前に札幌に来日できたときもうれしかったですし、それ以来また日本に来たいと思っていました。こういう機会をいただけてすごくうれしいですね。サポートしてくださっている方に感謝しています。坂口先生も最初の週にチャンスのある馬に乗せていただき、感謝しています」と、周囲の支えでつかんだ勝利の喜びをかみしめた。 力強い末脚を発揮したパートナーについても、「初めてのダートでしたが、すごくアクションや動きが良くて合っていると思いました。ゴールしてからも止まらなかったくらいで、距離が延びても問題ないと思います。次走も勝てるくらいの雰囲気を感じました」と、今後の活躍に太鼓判を押す。今回の短期免許は８月２５日までの予定。「これからの１カ月、またいろいろな馬に乗れることが楽しみですね」と目を輝かせていた。
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