参院選・新潟選挙区は立憲民主党の現職・打越さく良さんが当選を確実にしました。 自民党の新人・中村真衣さんとの激戦を制しました。 最大の争点となった物価高対策については、食料品の消費税ゼロ（期間限定）を訴えました。 農業政策については戸別所得補償制度をバージョンアップした「食農支払」を創設するとしています。 打越さんは弁護士で北海道生まれの57歳。2019年に出馬し、初当選しました。 「地域で“顔”が見えない」といった活動量の不足を指摘する声もありましたが、県内すべての小選挙区にいる立憲民主党の衆院議員が選挙戦を支えました。 党は1人区の新潟を「重点区」と位置づけ、相次いで大物議員を投入。野田佳彦代表は3度、来援に駆け付けました。 対する自民党の中村さんはオリンピックメダリストという知名度を生かし、SNSでの発信にも力を入れました。 中村さんは演説で「自民党には逆風が吹いている。だからこそ政治経験がない私が新しい風を吹き込める」と訴えましたが、及びませんでした。 今回の選挙は「政権選択選挙」の意味合いもあるとされ、全国で参院の過半数をめぐる激しい争いとなっています。 打越さんの勝利により、立憲民主党は貴重な１人区」の議席を確保。一方、新潟の自民党は去年の衆院選での小選挙区全敗に続き、苦しい敗北となります。
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