バドミントンのダイハツ・ジャパン・オープンは１９日、東京体育館で各種目の準決勝が行われ、女子ダブルスは志田千陽、松山奈未組（再春館製薬所）がマレーシアのペアに０—２で敗れた。 シングルスは、女子で前回覇者の山口茜（同）と郡司莉子（同）、男子の渡辺航貴（ＢＩＰＲＯＧＹ）が決勝に進めず、日本勢はいずれも敗退となった。 やまない歓声に、志田と松山が客席に向けて手を振って応えた。２０１４年に初めて組んだペアの「集大成」として臨んだ国内最終戦。松山は「幸せな空間だった」と振り返った。 準決勝の相手は、パリ五輪３位決定戦で完勝したマレーシアのペア。通算でも１３勝１敗と勝ち越していたが、堅い守りと緩急を使った攻めに苦しみ、第１ゲームを１３—２１、第２ゲームも１１—２１で屈した。 志田は悔しがりながらも「今まで頑張った結果、ここ（準決勝）に出られた」と語った。パリ五輪の銅に続き、今大会で初めて８強の壁を突破。ペアの成長を示した国内最終戦だった。残るは８月の世界選手権を含めて２大会。「笑顔がたくさん出るような試合ができたら」と志田。晴れやかに会場を去った。（福井浩介）
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