参院選で福島県内に設置される当日投票所は１１６２か所で、２０２２年の前回選から６９か所（５・６％）減少した。 人口減少や期日前投票者数の増加などが背景にある。 ３年前から最も多く減ったのが南会津町で、５５か所から３０か所になった。石川町は２１か所が７か所へと３分の１になり、会津若松、須賀川市では、それぞれ６か所減った。 石川町では、人口減少や期日前投票所の利用増加、経費の削減を理由に投票所を再編。これに伴い、投票管理者や投票立会人は４２人減った。一方で、投票の利便性を保つため、移動式期日前投票所を６か所に設けたほか、投票日には町役場など２か所をいずれの地域の有権者でも投票できる共通投票所とした。 町選管によると、投票所の配置は町の誕生から７０年間ほとんど変更がなかった。今回が「大改革になった」（担当者）が、立会人の確保といった課題も解消できることから、町民からは肯定的な意見が多かったという。
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