今年の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた山口馬木也主演の映画『侍タイムスリッパー』(2024)が、本日7月18日21時から『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて地上波初放送。安田淳一監督自らの編集による金曜ロードショー特別版の放送に先駆け、監督、出演者からのコメントが到着した。 【写真】山口馬木也が現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍に! 『侍タイムスリッパー』場面写真 本作は、超低予算の制作費と、わずかなスタッフで撮影に挑み、公開当初はたった1館のみで上映されたという自主映画。ところが、観客からの評判が評判を呼び、上映する映画館が増え続け、遂に全国380館の映画館で上映。「侍タイ(さむたい)」の愛称で社会現象を生み出したという話題作。 幕末の侍が雷に打たれ、なぜか現代の時代劇撮影所にタイムスリップ。突然自らに降りかかった理解不能な状況に戸惑いながらも、時代劇の「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描くという、時代劇コメディー映画だ。 今夜の金曜ロードショーでは、監督の安田淳一氏自らが「劇場版から一部をカットし、細部を編集し直した」という金曜ロードショー特別版で放送する。 本作で、監督のみならず、制作予算の調達から、撮影所との交渉、脚本、撮影、編集、さらに照明まで務めたという安田淳一監督、主演の高坂新左衛門役の山口馬木也、ヒロイン山本優子役の沙倉ゆうのから、放送に向けてコメントが到着した。 安田監督は、「見どころはたくさんありますが、特に主役の山口馬木也さんのまるで本物のような侍っぷりにご注目。ライバルの冨家ノリマサさん、ヒロインの沙倉ゆうのさんをはじめ俳優さんたちの存在感あふれるお芝居をご堪能ください^ ^」とコメント。 主演の山口は「この映画は安田淳一監督が私財を投げ打ち作られたインディーズ映画です。映画の中の全てのシーンは自分にとってかけがえのないものとなりました。見て欲しいシーンは全てです(笑)」と言葉を寄せる。 ヒロインの沙倉は「特に見てほしいのは、喫茶店のシーンです。そこで主人公が語る想いは、あらゆる分野の“ものづくり”にたずさわる人の胸に響く言葉だと思います。私も撮影中にグッときました!」と 映画『侍タイムスリッパー』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて7月18日21時放送。見どころを語った。 映画『侍タイムスリッパー』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて7月18日21時放送(※放送枠35分拡大)。 安田監督、山口馬木也、沙倉ゆうののコメント全文は以下の通り。 <コメント全文> ■安田淳一監督 こんにちは。監督の安田淳一です。まさかこんなに早く金曜ロードショーで、しかも35分拡大枠で皆さんに見て頂けるとは本当に幸せです。 今回、地上波初放送としてご覧いただくのは、僕自身が劇場版から一部をカットし、細部を編集し直した金曜ロードショー特別版。初めての方も既にご覧になったことがある方も是非特別版「侍タイムスリッパー」をお楽しみいただけたらと思います。楽しいですよ!^ ^ この作品はタイムスリップを題材にしていますが、劇場では笑い声と拍手でまるで昭和の映画館にタイムスリップしているようだと話題になりました。テレビでご覧いただいても遠慮なく笑い泣いてください。きっと昭和のお茶の間でテレビを見ているようなタイムスリップ体験ができるかと思います^ ^ 見どころはたくさんありますが、特に主役の山口馬木也さんのまるで本物のような侍っぷりにご注目。ライバルの冨家ノリマサさん、ヒロインの沙倉ゆうのさんをはじめ俳優さんたちの存在感あふれるお芝居をご堪能ください^ ^ 自主映画で時代劇と言う大変な題材に挑戦したため撮影は本当に苦労の連続でした。東映京都撮影所の2、3名のプロを除いては僕と音声さん以外全員素人と言ってもよい10人ほどのスタッフで作った映画です。そう言った状態でも安っぽい映像にならないよう全部のカットを神経を張り巡らせて撮影しました。是非その目でお確かめください☆ ■高坂新左衛門役:山口馬木也 幼い頃から慣れ親しんだ、金曜ロードショーに『侍タイムスリッパー』が放送される事、本当に嬉しく思います。大人から子供まで、そしてお茶の間でも楽しんで頂ける映画になっていると思います。皆様に気に入って頂けると幸いです。 この映画は安田淳一監督が私財を投げ打ち作られたインディーズ映画です。映画の中の全てのシーンは自分にとってかけがえのないものとなりました。見て欲しいシーンは全てです(笑)。 今となっては全てが良い思い出ですが、記録さんがいなかったので、リテイクが多かった事と、もし完成しなかったらという心の不安は大きかったように思います。 ■山本優子役:沙倉ゆうの こんなに早く金曜ロードショーで放送してもらえるなんて、夢のようで驚いています。沢山の人に届いて楽しんでもらえると嬉しいです。 特に見てほしいのは、喫茶店のシーンです。そこで主人公が語る想いは、あらゆる分野の“ものづくり”にたずさわる人の胸に響く言葉だと思います。 私も撮影中にグッときました! 撮影中大変だった事は、俳優として助監督役を演じながら、実際のスタッフとして助監督の仕事を兼任していた事です。想像以上に大変でした…。