愛知県みよし市の中学校常勤講師の男（２４）が、女子生徒の着替えを盗撮しようとしたとして、県警豊田署は１７日、男を性的姿態撮影処罰法違反（撮影未遂）容疑で逮捕した。 発表によると、講師は１６日正午頃、自分が担当した水泳の授業を終えた後、更衣室で着替え中の女子生徒をスマホで撮影しようとした疑い。 複数の女子生徒が、更衣室の壁の上部にある隙間から、スマホがかざされているのに気づき、講師とは別の担任教師らに相談。学校側が同署に届け出た。調べに対し、講師は「撮影しようとしたことに間違いありません」と認めているという。 みよし市教育委員会によると、講師は２０２３年４月から現在の中学校に体育の担当として勤務、昨年からは小学校でも体育を教えていた。中学校ではサッカー部の顧問もしており、勤務態度に問題はなかったという。市教委は、教員採用時に国のわいせつ処分歴のデータベース（ＤＢ）を確認したが、問題はなかったと説明している。 みよし市は今月１７日午後、臨時の記者会見を開いた。小山祐市長、増岡潤一郎教育長が謝罪し、被害生徒の心のケアや再発防止策に万全を期すと述べた。増岡教育長は「物理的に犯罪行為ができないような方法を考える」と話した。夜には臨時保護者会を開き、事実関係を説明するとともに保護者らに謝罪した。
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