参議院選挙の投開票まであと4日。日本テレビでは投票前に考える「関東の選挙区フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各選挙区の候補者について、詳しくお伝えします。16日は茨城選挙区。現職の候補と勢いに乗る新興政党の新人が激しく競い合う混戦となっています。 　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇ 2議席をめぐり、8人が争う茨城選挙区。 序盤の情勢分析で安定した戦いを見せているのは、現在2期目の自民党・上月良祐候補。 自民党　上月良祐候補（62） 「子育て世帯あるいは困窮世帯には少し多めに、それ以外の方々にも物価高対策で2万円の給付もやる」「とても重要なのは賃上げ、給与のアップであります」「所得を上げなければ価格転嫁に出口はなかなか見つけられませんから、そこをしっかりやっていきたい」 地元・茨城県の副知事や経産副大臣を務めた実績をアピールしています。 当選に向け激しく競り合うのが、立憲民主党の小沼巧候補と参政党の桜井祥子候補。 立憲の現職・小沼候補は、物価高対策や食料安全保障、「多様性を認める社会の実現」を掲げています。 立憲民主党　小沼巧候補（39） 「物価高対策としてガソリン暫定税率や食料品消費税を下げる」「ひとりひとりの手取りを増やす。日本の成長力を高める」「いろんな違う人たちの意見をみんなで話し合って解決していく、健全な民主主義を守っていく」 参政党の桜井候補は。 参政党　桜井祥子候補（41） 「子供たちがもっと希望を持って将来に夢を持って生きていけるように、もう一度日本を立て直していこうよと、それが参政党がやりたい減税政策」「子供たちがこれからも日本のお米を食べられるように輸入に頼らずに、国内の食料は国内で作る。日本の農家を守ってまいります」 子育て政策を訴えるほか、過度な外国人の受け入れに反対しています。 日本維新の会の北崎瀬里奈候補は、社会保険料の引き下げなどを訴えています。 日本維新の会　北崎瀬里奈候補（35） 「一番に訴えたい政策、それが社会保険料の引き下げです」「これから先、暮らしがどんどん苦しくなると思いませんか」「今の世の中じゃ安心して子供を産めません。生活していけません。だからこそ変えなきゃいけない」 共産党の高橋誠一郎候補は、「原発ゼロ」や消費税廃止を掲げています。 共産党　高橋誠一郎候補（30） 「今回の選挙戦は原発を止める選挙にしなければなりません」「いま生活が苦しいのは外国人のせいではありません。高齢者のせいでもありません。自民党政治の責任です。対立と分断をあおる政治をきっぱり批判し立ち向かっていきたい」 NHK党の酒井明男候補は、「NHKのスクランブル放送の実現」を訴えています。 NHK党　酒井明男候補（49） 「NHKをぶっ壊すということで最終的にはスクランブル放送を目指す」「見たくない人はお金を払わなくていいと思います」 このほか、無所属の牧山康志候補（65）は「国民が政治に参画しやすくなる仕組みを作る」と訴え、諸派の石井憲一郎候補（58）は消費税廃止や外国人の生活保護廃止を掲げています。