マツダ斬新「“3列8人乗り”ミニバン」に注目! 両側に「電動スライドドア」標準装備&アレンジ豊富な「めちゃ広ッ室内空間」採用! 今なら“100万円以下”で買える「ビアンテ」とは?

8人乗れる! シートアレンジ豊富なマツダのミニバンとは?  マツダのモデルラインナップには、軽量スポーツカーの「ロードスター」や、クロスオーバーSUVの「CX-5」など、多彩な車種が揃っています。  しかし、かつてはミニバンも2018年までラインナップに含まれていました。 【画像】超カッコいい! これがマツダ斬新「“3列8人乗り”ミニバン」です!(23枚)  そのミニバンとはどのようなクルマだったのでしょうか。 3列8人乗りシート採用!マツダのミニバンとは?  そのクルマとは「ビアンテ」です。  ビアンテは、マツダが2008年7月に発売した5ドアミニバンです。  コンセプトは「見て、乗って、夢が拡がるZoom-Zoom Tall(ズームズームトール)」。  広い室内空間、優れたハンドリング性能、そして個性的なスタイリングを融合させた、新時代のミニバンとして開発されました。  このモデルは、同時期にマツダが展開していたコンパクトミニバン「プレマシー(2代目)」をベースに設計され、より大型で快適性を追求したモデルとして誕生しました。  名前の「ビアンテ」は、英語の「Ambient(アンビエント)」に由来する造語で、「周囲を取り巻く環境」や「心地よい空間」をイメージしています。  この名称は、家族や仲間と共に過ごす快適な車内環境を表現しています。  ボディサイズは、全長4715mm×全幅1770mm×全高1835mm(4WDモデルは1855mm)。  ベース車両である2代目プレマシーに対し、ビアンテはさらに一回り大きい設計となっています。  このサイズアップにより、室内長および室内幅は当時のミニバンクラスでもトップレベルを実現。  3列シート8人乗りのレイアウトを採用した広い車内空間は、ファミリー層や多人数での移動を想定した設計で、ゆとりある快適性を提供しました。  特に、シートアレンジの多彩さがビアンテの大きな特徴です。  たとえば、「リビングモード」では2列目シートの足元に前後長863mmの広大なスペースを確保でき、くつろぎの空間を演出。  また、「ラゲッジモード」では後部座席を収納することで、大きな荷物も楽に積める柔軟性を持っていました。  これらのシートアレンジにより、家族旅行からアウトドア、日常の買い物まで幅広いシーンに対応できました。  ほかには全グレードに両側電動スライドドアを標準装備するなど、魅力的なパッケージとなっていました。  パワーユニットは、直列4気筒DOHCエンジンを採用。  発売当初は2リッターの「LF-VD型」と2.3リッターの「L3-VE型」の2種類をラインナップしました。  2012年のマイナーチェンジ以降、2リッターモデルは「LF-VDS型」に進化し、さらに2013年にはマツダのSKYACTIV技術を採用した「PE-VPS型(SKYACTIV-G 2.0)」へと変更。  このエンジンは燃費性能と走行性能のバランスを向上させ、ミニバンながらマツダらしい「走る楽しさ」を実現しました。  トランスミッションは、2リッターモデルが5速または6速AT、2.3リッターモデルが5速ATを組み合わせ、滑らかで力強い走りを提供。  4WDモデルも用意され、雪道や悪路での走破性も確保していました。  ビアンテは発売後1カ月で月間販売計画台数の2倍となる約6000台を記録するなど、好調なスタートを切りました。  しかし、市場での高い評価にもかかわらず、ビアンテはトヨタの「ヴォクシー」や「ノア」、ホンダの「ステップワゴン」といった強力なライバル車に押され、徐々に販売台数が低迷。  マツダがミニバン市場からの撤退を決めたこともあり、2018年2月に生産終了となりました。  総販売台数は約8万7000台で、初期の勢いを持続することはできませんでした。  それでも、ビアンテは中古車市場で魅力的な選択肢として存在感を放っています。  年式が比較的新しい車両でも、価格は100万円以下、場合によっては50万円前後で購入可能なケースも見られます。  広々とした室内、使い勝手の良いスライドドア、そしてマツダらしい走行性能を備えたビアンテは、コストパフォーマンスに優れた中古ミニバンとして、ファミリー層や実用性を求めるユーザーにおすすめの1台といえるでしょう。

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