参議院選挙・新潟選挙区の候補者に密着しながら、訴えや人柄、選挙戦の戦い方などに迫る特集をシリーズでお伝えしています。今回は参政党の新人・平井恵里子さんに密着しました。 新潟選挙区で立候補しているのは届け出順に政治団体「NHK党」の新人・原田公成さん。参政党の新人・平井恵里子さん。自民党の新人で公明党が推薦する中村真衣さん。立憲民主党の現職で社民党が推薦する打越さく良さんの4人です。 参政党の平井さん、「自分は政治経験ゼロの普通のお母さん」。そう話す一方で「日本を変えたい」と力強く訴えます。 1人でも多くの有権者に届くように。精一杯、手を振り続けます。強い覚悟のもと政治の世界に飛び込みました。 【参政党・平井恵里子さん】 「何者でもない私がこのままの日本ではいけないなとこのままの政治ではいけないなと思いました」 「本気で日本を変えたいと思っています日本人が幸せになれるように少しでも力になりたいと思っております」 政治経験はゼロ……今回の選挙戦、何もかもが初めての連続です。 【参政党・平井恵里子さん】 「どんなふうに17日間があるか想像がついていませんでもすごくワクワクしています」 第一声を上げたのは大票田の新潟市。真っ先に訴えたのは経済対策でした。 【参政党・平井恵里子さん】 「いま働いても働いてもお給料が増えません。国民負担率 税金と社会保険料 46パーセント半分取られている状況、半分しかお財布に入ってこない 状況です」 「政治イコール生活です」生活を変えたいんだったら政治を変えなければいけません」 庶民の目線に立った政治の実現を目指し消費税の段階的廃止、そして税金と社会保険料の合計、国民負担率を35%に抑えることを公約に掲げます。 また、子育て支援として15歳までの子ども1人につき毎月10万円を支給すると訴えます。 新発田市出身の平井さん。今も生命保険会社で働き家庭では2人の息子と暮らす母親です。 参政党の政策に共感し3年前に党員に。参院選への出馬を決めました。 【参政党・平井恵里子さん】 「何者でもないんです私普通のお母さんなんです」 「私は先日息子と約束いたしました。必ず日本をいい国にするから少し待っていなさいと」 自身を「普通のお母さん」と話す平井さん。選挙期間中は仕事を休職し、県内をくまなく回ります。 長男は19歳、二男は中学3年生。母親が選挙に出ることに関して家族の反応は? 【参政党・平井恵里子さん】 「下の子は反抗期真っ盛りですので無ですよ無お兄ちゃんはすごく自分で言うのもなんですが優しいので熱中症気を付けてねとかきょうはどこに行ってきたんだいとか、そうやって声をかけてくれるので嬉しいです」 家族にも支えられながらの選挙戦。お昼ご飯に取り出したのは…… 【参政党・平井恵里子さん】 「いつも梅干しのおにぎりですおコメは父親が作っています」 実家がコメ農家だという平井さん 父が手塩にかけたコシヒカリのおにぎりで力をつけます。 【参政党・平井恵里子さん】 「おいしいちょっとしょっぱめに作っています。生活の一部ですよね、おコメを作るということは特別なことをしているというよりもう生活の一部」 自分にとって農業は生活の一部。その農業を守るため平井さんは政府が農家からコメを適正な価格で買い取り消費者に安く売り渡す仕組みを作るべきと主張。 また、参政党は10兆円規模の予算をかけ食料自給率を倍増させることを訴えています。 【参政党・平井恵里子さん】 「ここ新潟県の人は世界一美味しいおコメを食べているはずです。コメどころ新潟なのに輸入のコメを食べるんでしょうか私は食べたくありませんし子供たちにも食べさせたくありません!」 ◇ 選挙戦5日目。応援に訪れたのは参政党の神谷宗幣代表です。 朝8時の新潟駅南口。多くの人だかりができていました。 【参政党 神谷宗幣代表】 「間に合わないですよ。2万円とか4万円の給付でずっと給付し続けなきゃいけない、ずっと給付するんだったら減税でいいじゃないですか。なんで集めて配るんですか」 「減税をすると経済が成長するんです。皆さん日本に必要なのは経済成長なんです」 参政党はことし6月の東京都議選で3議席を獲得するなど支持を急速に拡大させています。 【参政党 神谷宗幣代表】 「我々はせっかく皆さんにこうやって支持を受けている。ブーム的なもので終わらせるのではなくて我々は政策がきちんと届いていると思っています」 平井さんはまだまだ知名度は低いと感じていますが少しずつ有権者の反応が変わってきたといいます。 【参政党・平井恵里子さん】 「物の値段が高いとか電気代が月いくら位だとか一般人じゃないとわからないと思うんですよね」 「1人でも多くの人に参政党を知ってもらいたいですし知ってもらえて来ていますし毎日こうやって新しい顔が増えるとうれしいなというふうに思うので正直今楽しみしかないんです」 「日本を変えたい」と立ち上がった“普通のお母さん”。1人でも多くの人に訴えを届けるため17日間、県内を駆け回ります。