蚊など虫の対策グッズ”の最新トレンドは「着る虫よけ」。一体どんなアイテムがあるのか?その効果のほどは? 【写真を見る】「着る虫よけ」が人気 “100万着売れた”Tシャツや“普段使い”のワンピースで虫対策【THE TIME,】 本物そっくり「ハチの巣」バルーン 近年は気温の上昇から、“3月〜10月まで”と防虫グッズが売れる期間が長くなっているとのことで、350種類以上もの防虫アイテムを取り揃えているのは『カインズ 幕張店』(千葉・習志野市)です。 例えば、蚊の駆除で1番人気の置き型タイプは「KINCHO シンカトリ」(1380円)。 縦横約12cm×奥行3.5cmで表面が網目状になっている本体を、ひっくり返すだけで効果を発揮。電源不要で、使わないときはまたひっくり返せばオフになります。 他にも同じく電池不要で持ち歩けるアイテムや、ハチの巣に見せかけたダミー風船なんてモノも。 「ハチの巣ガード」(548円)は、縦約29cm×幅約21cmの水滴型バルーンで、表面にはスズメバチの巣の模様とハチのイラスト。 ハチは縄張り意識が強く、既に巣がある場所には近づかない習性があるため、軒先や庭の植木などに設置すると寄ってこなくなるといいます。 『カインズ幕張店』板倉倫瑠さん: 「防虫グッズの売上は年々上昇していて、前年比170%以上を売り上げる商品もある」 100均でも「虫よけグッズ」様々 防虫グッズは100円ショップの『DAISO』でも。 虫の嫌がる成分を配合した「虫よけシール」は服や帽子などに貼るタイプ。 子ども用のバッグにも付けられる「虫よけクリップ」や、キーホルダー型の「バルくん おでかけ虫こないでネット」(全110円) さらには、エアコンからの虫の侵入を防ぐ「排水ホース防虫キャップ」(110円)など、約90種類の虫よけグッズを販売しています。(※店舗により在庫状況が異なります) 普段使いもできる「虫よけTシャツ」 そして、『ワークマン』で売れに売れているというのが、“着る虫よけ”。 「エアロガード 半袖Tシャツ」(980円)は、一見すると普通の無地のTシャツですが… 広報部・松重尚志さん: 「生地に特殊な防虫加工をしていて、“虫がひっつくと逃げていくような効果”がある。かなり販売が好調で、累計100万点ほど、売上げで15億円以上」 色は白・黒・カーキなど全5色。元々農家などのプロ向けに開発しましたが、そのシンプルなデザインから普段着にする人が増えているといいます。 THE TIME,マーケティング部 原部員: 「臭いも全然ないし、出勤するときにも使いたい」 さらに“虫を絶対に避けたい人”におススメなのが、フード付きのジャケット「エアロガードメッシュ2WAYフーディー」(2900円)。 防虫加工に加え、腕も胴体部分もメッシュ生地で通気性もよく、フードも360度メッシュなので顔周りも全方向をバリア。袖を外せばベストにもなります。 ワンピースや靴下でも“虫よけ” スプレーなどが苦手な人にもぴったりな”着る防虫アイテム”。その需要は年々拡大し、様々なブランドから登場しています。 アウトドアグッズ大手の『スノーピーク』では、防虫性とデザインを兼ね備えたラインナップを展開。 女性向けでストレッチ性抜群のワンピース「インセクトシールドドレス」(1万1792円)や、着合わせしやすいメッシュコート「インセクトシールド メッシュロングジャケット」(2万328円)など、全身防虫コーデもできます。 原部員: 「これならアウトドアだけじゃなくて、散歩とかちょっとしたお出かけにも使える」 他にも『THE NORTH FACE』からは防虫+UVカット機能のアウター「TNF ビーフリージャケット」(1万9800円)。 釣り具メーカー『Fishman』からも「防虫Tシャツ」(6600円)、『Coleman』からは防虫機能を備えた靴下(OSHMAN'S/1980円)が登場するなど、"着る防虫アイテム”は定番化しつつあります。 「着る虫よけ」その効果は? そんな中、やはり気になるのはその効果。 千葉・印西市で、トマトやナスなど旬の野菜を扱う『柴海農園』さんに協力してもらい、実際に試してみました。 畑の四方が森で囲まれ、日々の作業では蚊やアブが悩みの種とのことで、ワークマンの防虫半袖Tシャツを着用し、いつも通り休憩を挟みつつ3時間の作業をしてもらうと… 『柴海農園』荒 唯起子さん: 「気が付かなかったけど、虫刺されがないですね。見た感じ普通のTシャツなので、どうなのかなって少し思ってたけど、快適でした」 ちなみに、取材スタッフも着用し刺されたのは1箇所のみ。Fishmanの防虫Tシャツ長袖タイプでは、一切刺されませんでした。 虫との長〜い付き合いになるこれからの季節。防虫グッズで快適にすごせるかもしれません。 (THE TIME,2025年7月10日放送より)