万博スタッフは、どうやって酷暑乗り越える?ファン付きジャケット「自前」購入も 支給品は「会社によって違う」

厳しい暑さが続くなか、開催中の大阪・関西万博は暑さ対策を強化している。来場者の対策はもちろん、スタッフにも暑さ対策は必須だ。また、2025年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、企業には職場における熱中症対策が義務付けられている。 万博内で働くスタッフはどのように暑さ対策をしているのだろうか。万博会場内で聞いた。 熱中症疑いによる救急搬送件数、開幕から20件 万博の公式サイトによると、一般の来場者向けには、給水機やマイボトル洗浄機を設置しているほか、ミストの噴霧や日傘の貸し出しなども行っている。さらに、自分で飲み物や塩分補給できる食べ物、帽子や日傘を持っていくことを推奨している。また、公式サイトでは日差しを避けられる休憩所を紹介している。 しかし、警備や誘導スタッフなどは、自由にその場を離れるわけにもいかないだろう。スタッフはどのように暑さ対策をしているのだろうか。 大屋根リングの上で警備をしていた男性は、ファンが付いた空調服のジャケットを制服の上に着用していた。自前で購入したものだといい、万博内での仕事を請け負う各社は暑さ対策のグッズを支給しているものの「会社によって違う」と話した。 ごみ箱前で分別の補助をしていた清掃スタッフの男性も空調服のジャケットを着ていた。これは会社から支給されたもので、ほかにネッククーラーも支給されたという。暑さについて尋ねると、「暑いけれど、大屋根リングの下の作業なのでまだマシです」と話した。 大屋根リングの上で警備をしていた女性にも話を聞いた。会社からは冷感タオルなどが支給されたと話す。保冷剤などを買って首に当てながら業務している人もいるが、自身は「まだ買っていない」とした。 では、熱中症の疑いで搬送されたスタッフはいるのだろうか。日本国際博覧会協会(万博協会)は、スタッフのみの搬送人数は公表していないとした。そのうえで、熱中症(疑いも含む)による万博会場から場外への救急搬送件数については、4月が0件、5月が7件、6月が13件で、初日から6月末日までで計20件とした。

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