「串揚げ」やキメ細かいサシが入った「和牛」といった、外国人観光客がハマる日本の食べ放題。どんなところに魅了されているのか密着しました。また、外国人が驚いた食べ放題のルールとは? ■外国人観光客「食べ放題がしたくて…」 アメリカから 「食べ放題がしたくて、この店に来ました」 7日の気になる!は、外国人観光客がハマる、ニッポンの食べ放題。どんな所に魅了されているのか密着しました。 ■外国人の心つかむ串揚げ“約30種類好きなだけ” まずは、東京・新宿。串家物語 新宿東宝ビル店で楽しめるのは、「串揚げ」の食べ放題。制限時間は90分で、定番の豚肉や牛肉から、種類豊富な野菜など30種類ほどの具材を好きなだけ食べられます。 海外の人の心を つかんでいるのが…。 中国から 「自分で調理できて、おもしろい」 自分で具材に衣をつけて、卓上のフライヤーで揚げるスタイルです。 香港から来た家族は、「SNSでこの店を見て気になっていた」と話す。「香港には、自分で調理できる店はないので楽しい。これは全部食べます。でもちょっと休憩しないと」と、4人で80本以上を揚げて食べ放題を満喫。 他にも外国人観光客にとって、うれしいポイントが。 気になる!班 「今、食べているのは?」 アメリカから 「こんにゃく。食べたことなくて試しに。Good!」 さらに、串揚げでは珍しいたこ焼きにも挑戦。日本ならではの具材をちょっとずつ試せるのが魅力だそう。 アメリカから来た親子は、食べ放題スタートからひたすら揚げ続ける手際の良さ。実は、「去年もこの店に来ました。通りかかった時、自分で揚げている人がみえて、おもしろいなと思って」と話す。2年連続で来てしまうほど、“ハマって”いました。 ■外国人に人気の“霜降り和牛”食べ放題 続いては、東京・秋葉原の肉屋横丁 秋葉原店。 気になる!班 「店内、いろんな外国語が聞こえてきます」 お客さんのおよそ8割が外国人観光客だという、焼き肉食べ放題のお店。人気のワケはこのお肉。キメ細かいサシが入った“和牛”を思う存分食べられるのです。 ドイツから 「ドイツで和牛はとても高いから、倒れるまで、たくさん食べます!」 制限時間は100分でひとり7300円から。注文するお肉はショーケースに並んでいて、カルビやハラミ、ロースのほか、希少部位のミスジなど、およそ20種類の中から選べるのも人気の理由です。 アメリカから 「実際に見て選べる」 「簡単です」 アメリカで同じ大学に通う6人組は、二手に分かれて食べ放題。「本当においしい」と、初めての和牛にどんどん箸が進みます。 アメリカから 「少なくとも大皿3枚かな」 そう意気込み、3皿目を注文。しかし、「肉を取りに行った時はすごくおいしそうだったけど、テーブルに戻ったら食べきれるか心配」という。 「まだ食べられるんじゃなかったの!?」 「これは君の分」 「ぼくのじゃない」 「いや、君のだよ」 お肉の譲り合いに。ちょっと食べ過ぎましたが満足したそうで、気になる!班が「またこの店に来たい?」と聞くと、「もちろん」と話した。 ■外国人が驚く“食べ放題ルール”とは? グアムから来た家族。息子さんは焼き肉の食べ放題に初挑戦。 グアムから 「ぼくも焼いていい?」 「シェフになった気分」 「ハツ食べてみる?」 グアムではなじみがないという、ホルモンの「ハツ」。恐る恐る食べると、「とてもおいしい!おいしいよ!もっと食べたい」と話す。 ここで問題です。 グアムから来た親子が驚いた食べ放題のルールがあります。ヒントは「注文しすぎないで」「欲張らないで」という会話です。さて、どんなルールでしょうか? 鈴江奈々アナウンサー 「さあ、斎藤さんわかりました?」 斎藤佑樹キャスター 「取りすぎて食べられなかったら、追加でお金を払う」 鈴江アナウンサー 「直川さんはどうですか?」 直川貴博アナウンサー 「お皿を交換制」 鈴江アナウンサー 「使ったお皿をもう一回使う。正解はこちら!」 ■店の“フードロス対策”で取り入れるルール 外国人観光客が驚いた食べ放題のルールとは? グアムから 「食べきらないと、残した分請求されるよ」 正解は、「食べ残しに追加料金を払う」。フードロス対策として取り入れている店も多いこの仕組みを初めて知ったそうで、「無駄をなくすのに、いいことだと思う」といい、家族もきれいに完食していました。 (2025年7月7日放送「news every.」より)