高校球児の夏がプレーボールです。全国高校野球選手権新潟大会が7月9日に開幕しました。この夏、甲子園への切符を手にするのはどの高校になるでしょうか。 （リポート） 「3年生にとっては最後の夏。白球を追い続けてきた青春をすべてぶつけます」 9日、ハードオフエコスタジアムで開会式が行われ、球児たちの力強い声が響きました。また、ことしの選手宣誓は新発田南の菊池大和主将が務めました。 〈新発田南高校　菊池大和主将〉 「一生に一度しかない高校生活の中で真摯に野球に取り組んできた仲間たち がここに集いました。何かに懸命に取り組むことの大切さ、これを今わたしたちが 野球を通して証明しましょう」 そして、9日は開幕戦が行われ、新潟青陵と加茂暁星が対戦しました。 ベスト8入りを目指す新潟青陵は、エース・岡村類が先発。一方、おととしの夏、ベスト4に進出した加茂暁星は、キャプテン・林元輝がマウンドに上がりました。 初回、加茂暁星の先発・林はランナーを出しながらも抜群のコントロールで無失点。新潟青陵の先発・岡村もキレのある変化球を武器に三者凡退に抑え、安定した立ち上がりを見せます。 試合が動いたのは3回、加茂暁星がノーアウト満塁のチャンスを作ると、2番・中川がライト前へ。1点を先制します。続く3番・飯塚にもタイムリーヒットが飛び出し、この回一挙4得点。5回にも1点を追加し5対0と加茂暁星がリードします。 奮起したい新潟青陵は6回表。2アウト2塁のチャンスで、内野安打の間に一気にランナーがホームを狙いますが、タッチアウト。 最後まで1点が遠かった新潟青陵。加茂暁星が5対0で勝利。11日に行われる2回戦で第2シードの北越高校と対戦します。 大会は10日以降、県内5つの球場で熱戦が繰り広げられ、7月26日に夏の甲子園への切符をかけて決勝戦が行われる予定です。