秋篠宮ご夫妻は、年齢を重ねてから生まれた悠仁さまを愛情深く育てられてきた。それは姉の眞子さんも同じだ。一回り以上離れた弟の面倒をよく見ていた眞子さんは、成年式に臨まれる悠仁さまのお姿をどのような気持ちで見つめるだろうか。弟の晴れ舞台のために、ついに里帰りをするときがくるのか──。 【写真】学業に専念されている制服姿の悠仁さま。他、和装姿で園遊会に参加される愛子さまと佳子さま(全身姿)なども アメリカの11月第4木曜日はサンクスギビング(感謝祭)で、多くの会社や学校は、その前後を合わせて1週間ほどが休みになる。 「このタイミングで帰国する外国人も多いですが、小室さんは休み中もアメリカにとどまると聞いています。これまで、彼が日本に帰ったという話は聞こえてこないので、結婚時に帰国して以来、一度も帰国していないはずです」(在米ジャーナリスト) 小室圭さん、眞子さんが渡米してから丸3年。頑なに日本に戻らない夫婦にも、ついに帰国の話が持ち上がった。 「そろそろふたりに、帰国を促す“招待状”が届くはずです。さすがの圭さんと眞子さんも今度ばかりは帰らざるを得ないかもしれません」(皇室記者) 2021年11月に渡米した小室さん夫婦。現在ニューヨーク郊外に住む眞子さんは奉仕活動に励んでいるという。 「アメリカはボランティア活動が盛んで、眞子さんも自宅近くのコミュニティーセンターに通い、活動しているそうです」(前出・在米ジャーナリスト) 一方の小室さんは出国前とは立場が激変した。 「ニューヨーク州にある大手法律事務所で、政府機関と企業の橋渡しから、法人向けの投資のアドバイスまで、幅広い業務を担っています。また最近では、さまざまなメディアに有識者として登場し『日米の懸け橋になるのがぼくの使命』と大きな夢を明かしたり、アメリカで最大のアジア系アメリカ人の団体『日系アメリカ人市民同盟』の委員にも名を連ねるなど、仕事以外の活動も盛んに行っています」(前出・在米ジャーナリスト) すっかり米社会に溶け込み、各々の人生に邁進するふたり。しかし、彼らには数か月後、重要な“使命”が待ち受けている。それが、悠仁さまの「成年式」だ。男性皇族はご成年時に、成年皇族としての第一歩を踏み出す儀式である「加冠の儀」などに臨まれる。 「これまでは多くの場合、20才の誕生日当日に行われてきましたが、2022年の民法改正で悠仁さまが成年となられるのは18才となりました。悠仁さまは9月6日に成年を迎えられましたが、高校在学中のため学業への影響を考慮し、卒業後に成年式が行われることになりました。現状、日程は来年3月以降ですが、進学先の決定が3月までずれ込めば、5月の連休明けなどになるかもしれません。 将来天皇になられることが既定路線である悠仁さまだけに、成年式は一大行事です。主催者は秋篠宮ご夫妻で、悠仁さまの実姉の眞子さんと、その夫の圭さんは招待者の名簿に入っているでしょう。招待者には半年以上前に知らせがあるはずで、招待状が郵送されるはずです。もちろん、アメリカにいる小室さん夫婦にも招待状が郵送されます」(前出・皇室記者) ニュースが眞子さんと小室さん一色になる懸念 昭和には、1980年に天皇陛下(浩宮さま)、1985年に秋篠宮さま(礼宮さま)の成年式が行われ、悠仁さまの成年式は、実に40年ぶりとなる。 「陛下と秋篠宮さまの成年式は、流れや招待者の顔触れはほぼ同じでしたが、当時、皇位継承順位が3位であった秋篠宮さまの午餐には昭和天皇が出席されませんでした。現在の皇位継承順位は1位が秋篠宮さま、2位が悠仁さまです。悠仁さまは将来ほぼ間違いなく天皇になられる方なので、陛下の前例に倣った式典になるはずです」(前出・皇室記者) 1980年2月23日、陛下の満20才の誕生日に皇居で行われた成年式は祝賀ムードに包まれた。 「ちょうど期末試験のシーズンで前夜遅くまで学習院大学のレポートを書かれていた陛下は、秋篠宮さまや妹の紀宮さま(黒田清子さん)から目覚まし時計を5個借りて起床されたといいます。成年式のハイライトである天皇から冠を授かる『加冠の儀』を終えられた後は、『朝見の儀』で昭和天皇、香淳皇后への正式な成年の報告と謝恩の辞を述べられました。また、2日後には、首相など約80人が出席した午餐に臨まれました」(宮内庁関係者) 陛下の成年式には、昭和天皇と香淳皇后、上皇ご夫妻、常陸宮ご夫妻など、風邪で不参加だった三笠宮さまを除く成年皇族夫妻が全員参加され、また、正田英三郎夫妻など美智子さまの親族に加えて、当時の三権の長や宮内庁長官、侍従長なども列席した。 「このときは、昭和天皇の四女であり、結婚を機に皇籍離脱された池田厚子さんとその夫なども参加しましたから、前例にのっとれば、元成年皇族で、悠仁さまの姉である眞子さんと夫の小室さんが、成年式に招待されることは確実でしょう。 悠仁さまの成年式に眞子さんが出席して、立派に成長された弟の成年を祝う姿を楽しみにしている人は少なくないでしょうし、彼らにとってももう3年も日本を離れているので、よい帰国理由にもなるはずです」(前出・宮内庁関係者) 小室家としても「渡りに船」かもしれない。 「最近、圭さんの母・佳代さんが、息子の渡米以降一度も会っていないと周囲に吐露していると言います。電話はしているそうですが、圭さんは帰国して最愛の母の顔を見たいはずです。 さらに圭さんにとっては、義兄として日本の将来の天皇の成年式に出席することで、歴史ある日本の皇室に強いコネクションを持つ人物ということをアピールできる最大のチャンスです。今後のビジネスにも大きく影響する最高の舞台ですから、“凱旋帰国”したい気持ちがあるでしょう」(前出・皇室記者) 他方で、ふたりの電撃帰国を巡っては、さまざまな思いが交錯している。 「帰国に前向きな圭さんに対し、眞子さんは躊躇しているといいます。もし眞子さんが帰国を拒んだ場合、秋篠宮さまは『経費削減のため出席者を減らした』などという理由で、小室さん夫婦がそもそも出席する予定ではなかったことにされるかもしれません。 また、悠仁さまの見栄えを重視される紀子さまは、国民全体で悠仁さまの成長を祝う式にしたいとの思いが強い。しかし、もし小室さん夫婦が帰国するとなれば、世のニュースが眞子さんと圭さん一色になることは目に見えています。紀子さまはこのタイミングでのふたりの帰国は避けてほしいという複雑な思いをもたれている可能性もあります」(前出・皇室記者) さまざまな思惑が絡み合う悠仁さまの成年式は、滞りなく執り行われるのか。 ※女性セブン2024年11月28日号