神戸と上海結ぶ定期フェリー、5年半ぶり再開…その名は唐から日本へ渡った僧侶「鑑真」

 新型コロナ禍で2020年1月から運休していた神戸、大阪と中国・上海を結ぶ国際定期フェリーの運航が7日、約5年半ぶりに再開した。  上海から神戸港(神戸市中央区)に入港したのは「鑑真号」(1万9948トン、旅客定員192人)で、再開にあたっての確認航海となった。関係者ら約30人が下船すると、出迎えた同市職員らが神戸の観光をPRするパンフレットや「PORT OF KOBE」と書かれたタオルなどを手渡して歓迎。消防艇による歓迎放水も行われた。  上海港の旅客ターミナルビルの改修工事の完成が遅れたことなどもあり、航路再開までは約5年半かかったが、日本と中国間で運航する唯一の航路となる。  かつてこの航路で運航する船で働いていたという男性(69)は「旅はとても楽しく、船はすごしやすかった。働いていた時のことを懐かしく思いだした。神戸市はとてもきれいで優雅な雰囲気や外国風の建物が好き」と笑顔を見せた。  鑑真号は8日に神戸港を出港する予定。一般客が利用できるのは次回の入港便からになる。運航する日中国際フェリーの村上光一社長は「ようやく再開することができて安心した。船を多くの人に利用してもらいたい」と話した。

もっと
Recommendations

【速報】熱中症で107人救急搬送 東京消防庁管内(午後9時まで)

8日、都内で熱中症で107人が救急搬送されました。東京消防庁管内で8日…

“熱中症頭痛”で市販薬を服用する場合は要注意!必ず「成分」をチェック【Nスタ】

各地で連日猛暑となるなか、警戒が必要なのが熱中症。症状のうちの一…

中国の軍艦、ドイツ軍偵察機にレーザー…紅海周辺の海域

【ベルリン=工藤彩香】ドイツ外務省は8日、紅海を航行する商船を…

“ゴールラッシュ”森保ジャパン6ー1で圧勝! ジャーメインが95年ぶり代表デビュー戦で4得点「爆発力が出た」 初戦白星スタート

■東アジアE-1選手権大会2025決勝大会 日本代表6ー1香港代表(8日、韓…

救急隊を臨時で増員 熱中症疑いの搬送者数は去年からほぼ倍増 札幌市

札幌市は、熱中症疑いによる搬送者数の増加に備え、2025年7月下旬から…

保育園バスと乗用車が衝突事故 園児2人が窓に頭などを打ち軽傷【新潟】

8日午前、新潟市中央区で保育園バスと乗用車が衝突する事故がありまし…

除籍なのに「卒業証書」なぜ?“学歴詐称”疑惑の伊東市長…辞任意向も出直し選挙に出馬表明

静岡県伊東市長の“学歴詐称”疑惑。市長が持っていると主張している…

陛下 自身のビオラで「浜辺の歌」など演奏 天皇皇后両陛下 モンゴル大統領夫妻主催の晩さん会に出席

国賓としてモンゴルを公式訪問している天皇皇后両陛下は、大統領夫妻…

油や塗料のついた布などが自然発火 乾燥機で加熱して発火した事故62件 常温で置いていて数日後に発火するケースも…夏の高温環境で特に注意

日に日に暑さが増す夏本番。高温の環境になると、油がついた布などが…

コンビニで「女性客が体を触られたようです」下半身を触ったか 逮捕の57歳男は容疑否認 北海道室蘭市

北海道・室蘭警察署は2025年7月8日、室蘭市に住む自称会社員の男(57…

loading...