オンラインカジノで賭博をしたとして、芸能事務所「タイタン」所属のタレント2人が書類送検されたことがわかりました。 単純賭博の疑いできょう、書類送検されたのは、芸能事務所「タイタン」所属タレントで、お笑いコンビ「バターヤング」の佐野寛メンバー（29）と、ピン芸人のあさひさん（36）で、海外で運営されているオンラインカジノサイトにスマートフォンなどで日本国内からアクセスし、賭博をした疑いがもたれています。 タイタン所属タレントのオンラインカジノ問題をめぐっては、事務所が今年3月、公式サイトでオンラインカジノに関与した者が会社内部にいたとして陳謝。「この度、オンラインカジノの利用が問題視されていることを受け、当社においても弁護士に対して内部調査の実施を委託しましたところ、誠に遺感ながら、当社内部の者の中にオンラインカジノを利用したことがある者が4名いることが発覚いたしました。」と報告し、関与した4人について「当社とは関係性のない外部弁護士を同伴させたうえでの捜査機関に対する任意出頭及び事情説明を行うことを固くお約来申し上げた次第」などと説明していました。 捜査関係者によりますと、警視庁は今年に入り2人を任意で事情聴取をしていたということです。 オンラインカジノはたとえ賭け金が少額で、海外では合法的に運営されていても違法性に「グレーゾーン」はなく、日本国内からアクセスし賭博をすることは禁止されています。 警察庁によりますと、国内での利用経験者は337万人、年間の賭け金の総額は1兆2423億円に達すると推計されるなど社会問題となっていて、先月18日、オンラインカジノの規制強化に向けた「改正ギャンブル等依存症対策基本法」が成立しました。 法律には、▼オンラインカジノサイトの開設の禁止や、▼広告やSNSなどを通じたサイトへの誘導行為の禁止、さらに▼オンラインカジノは違法との周知徹底を図るための広報・啓発活動などが盛り込まれています。
