酷暑続く山梨選挙区、熱中症対策にあの手この手…屋内での出陣式や給水所設置・冷却グッズ活用

 20日に投開票となる参院選。  山梨選挙区(改選定数1)でも、候補者たちが日々、各地へ赴き、自らの主張を訴えているが、そんな候補者らを容赦なく襲うのが、連日の酷暑。炎天下の街頭演説や遊説……。各陣営では、あの手この手の熱中症対策を講じながら「夏の陣」にのぞんでいる。  「暑い中、本当にお出かけをいただいてありがとうございます」。6日昼のJR甲府駅前には、多くの聴衆が集まっていた。お目当ては、候補者の応援に訪れる大物弁士。今や遅しと登場を見守るが、この日の甲府は35度超の猛暑日だ。陣営は人々が体調を崩さぬよう、周囲にテントを設営し、日陰を作ったほか、給水所や救護所まで設けた。  演説中は厳しい日差しが注がれたが、一部の人はテントの日陰から耳を傾け、終了後には、給水所で水を何度も飲む姿も見られた。  毎年のように猛暑となる山梨の夏だが、今年は6月から日差しの強い日が続くなどしており、各陣営が対応に追われている。  3日の公示日には、通常屋外で行う出陣式を屋内に切り替えた陣営もあった。  「屋内の出陣式はあまりなかった」(陣営関係者)といい、選挙カーでの遊説では、首に巻く冷却タオルや冷却スプレーを活用しているほか、冷えた飲み物を常備するためのクーラーボックスも用意するなどの徹底ぶりだ。  別の新人候補も冷却シートや冷却スプレーを活用するほか、いつでも汗をぬぐえるよう、両腕に党のカラーのリストバンドを着用、街頭演説を終えた後などに、リストバンドを使って汗をぬぐっている。  他の陣営では、候補者だけでなく、遊説隊員や車上運動員(ウグイス嬢)にも対策グッズを配付しているほか、街頭演説もなるべく短くし、10分程度で終わるように心がけているという。陣営の関係者は「演説を行う側だけでなく、聴く側の体調が一番大事」と話した。

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