【モデルプレス=2025/07/07】SixTONESの松村北斗が主演を務める映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)より、女優の森七菜、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)ら新キャストが解禁。あわせて、劇中歌入りの予告も公開された。 【写真】松村北斗主演「秒速5センチメートル」森七菜出演の予告解禁 ◆「秒速5センチメートル」森七菜・宮崎あおいら新キャスト解禁 主人公・遠野貴樹に想いを寄せる、高校の同級生・澄田花苗役を演じるのは森。新海誠監督の『天気の子』(2019年)ではヒロイン・天野陽菜役の声優としてオーディションで抜擢され、声優アワード新人女優賞を受賞。岩井俊二監督作品『ラストレター』(2020年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、是枝裕和監督の『舞妓さんちのまかないさん』(2023年/Netflix)では主演を務め、2025年は『ファーストキス 1ST KISS』(塚原あゆ子監督)、『国宝』(李相日監督)、『フロントライン』(関根光才監督)と3本の映画に出演。名だたる監督からオファーが絶えず、目覚ましい活躍をみせている。 本作に向けて撮影の2ヶ月以上前からサーフィンの練習を繰り返し行い、「長かった髪を切って肌を焼いた」という森は「花苗に再び命を吹き込むという誇りある責任を感じながら、この作品の中で花苗としてどう生きていくかを毎日考え続けました。種子島の自然が私たちを歓迎してくれる姿はあまりにも美しく、原作への感謝すら感じられるほどでした」と原作への敬意を表した。 貴樹の高校生時代を演じるのは、青木柚。『14の夜』(2016年)で映画デビューし、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2022年)では川栄李奈演じるヒロインの弟・桃太郎役を熱演。『うみべの女の子』(2021年)、『笑うマトリョーシカ』(2024年)、『不死身ラヴァーズ』(2024年)、『飛べない天使』(福地桃子とW主演、2025年)などドラマや映画に立て続けに出演し、2025年からは、JR東日本の『JR SKISKI』やサントリー食品インターナショナル『伊右衛門』のCMにも出演する注目の俳優である。 役づくりの一環で、撮影にむけ弓道指導を受け撮影に臨んだ青木は「あの、秒速5センチメートル。漠然とした気持ちを重ねながら何度も観た、新海誠さんの物語。出演が決まってからも光栄な気持ちでいっぱいで、中々実感が湧かなかったのを覚えています」と出演への想いを述べ、「奥山監督の真摯な想いが伝播したチームの空気感と、壮大で果てしない種子島の景色。どこを切り取っても特別で、忘れられない夏でした」と撮影を振り返りった。 貴樹と同じ会社で働く同僚・水野理紗役には木竜麻生。2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で女優デビューを果たし、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』(2018年)で映画初主演。同年公開の野尻克己監督の『鈴木家の嘘』と合わせて、第40回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞など数々の映画新人賞を受賞し、注目を集めた。 その後、加藤拓也監督の『わたし達はおとな』(2022年)や、森達也監督の『福田村事件』(2023年)に出演するほか、今秋公開の『見はらし世代』では第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、レッドカーペットにも登壇し話題に。原作でもキーパーソンとなっていく役柄を演じた木竜は「ご一緒したいと願っていたキャスト・スタッフの皆さんと、微細な心のかけらを、こぼれ落ちてしまわないように丁寧に誠実に拾い上げていく時間は、せつなくもやさしい時間でした。」とコメントを寄せた。 森演じる花苗の姉で、貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥役には宮崎。初主演映画『害虫』(2001年)で、第23回ナント三大陸映画祭コンペティション部門主演女優賞を受賞し、ヒロインを演じた『EUREKA ユリイカ』(2001年)は、第53回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞。2008年には、大河ドラマ『篤姫』の主演に歴代最年少で抜擢され、話題となった。 『少年メリケンサック』(2009年)、『ツレがうつになりまして』(2011年)、『舟を編む』(2013年)、『怒り』(2016年)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、その演技力と多彩な役柄で高い評価を得ている。「奥山監督と初めてお会いした時に、原作へのリスペクトを持ち、まっすぐお話をしてくださる姿に、現場に入る日がとても楽しみになりました。日々楽しそうに、柔軟に作品と向き合う監督を中心に回る現場はとても穏やかで居心地が良かったです」と撮影を振り返った。 科学館の館長・小川龍一役を演じるのは吉岡秀隆。野村芳太郎監督の映画『八つ墓村』(1977年)で映画初出演を果たし、『男はつらいよ』シリーズ、テレビドラマ『北の国から』シリーズにレギュラー出演。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)や『Dr.コトー診療所』シリーズなど数々の代表作を持ち、多くの映画・ドラマで活躍している。 新海監督の『雲のむこう、約束の場所』(2004年)では主人公の声優も務めた吉岡は、本作について、「最初に実写化すると聞いた時は、僕も含めてたくさんの方が大事にしている、新海ワールドの原石ともいえるような作品にあえて挑むんだという戸惑いと驚きがありました」と原作への大切な想いを抱きながら、「でも読ませていただいた台本が素敵な話で、こんな風に実写にしようとしているんだと納得しました」と語った。劇中で共演した松村については「とてもきれいな眼をしていながら、どこかさみしげな、彼特有の独特な孤独感があって、初めて会った時から、まさにそこに遠野貴樹君がいるという印象でした」とコメントを寄せた。 ◆「秒速5センチメートル」ティザービジュアル第3弾解禁 さらに、ティザービジュアル第3弾も解禁。高校生時代の貴樹と花苗が過ごした自然に恵まれた種子島で、キラキラと輝く水面に向かってうつむくのは、サーフィン用のウェットスーツに身を包む花苗の姿。また、夕暮れの刻、紅がかった淡い青色の空の下で見つめ合う貴樹と花苗。「遠野くんは、私のずっと向こう、もっとずっと遠くの何かを見ている」花苗の切ない恋心を切り取った、本編カットを使用した2種のビジュアルが解禁となった。 ◆山崎まさよし「秒速5センチメートル」劇中歌担当 さらに、山崎まさよしの名曲「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速5センチメートル』Remaster〜」が劇中歌に決定。劇中歌を使用した予告も解禁された。踏切越しに浮かべた無邪気な笑顔と、電話ボックスで謝りながら流す涙。雪と桜の花びらが舞う夜更け、瞳を閉じた遠野貴樹の心に浮かぶのは、幼き日の、篠原明里との忘れられない記憶。あの日の約束を、いまも僕は想い出す。原作の世界を彩った、山崎の名曲「One more time, One more chance」に乗せて、明里と過ごした笑顔あふれる輝かしい小学生時代、自然豊かな種子島でどこか心ここにあらず過ごした高校生時代、漠然とした不安と焦燥感を抱えた社会人時代が、四季折々の美しい映像を織り交ぜながら映し出される。 ◆松村北斗主演「秒速5センチメートル」 『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)など、記録的なヒット作を生み出してきた新海監督の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)。主人公・貴樹の18年間にわたる人生の旅を描いた本作が、松村主演で実写映画化される。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】