アストロズは「球種を知っているようだ」 因縁から8年…ドジャースOBが残した“意味深発言”

2017年のワールドシリーズが残した遺恨 【MLB】アストロズ 6ー4 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)  8年前の因縁は、まだまだ続いている。ドジャースは5日(日本時間6日)に本拠地でのアストロズ戦で逆転負け。前日の18失点の大敗に続く連敗となった。両チームは2017年のワールドシリーズで対戦し、アストロズが快勝した後にサイン盗み問題が発覚した過去があるだけに、米メディアも再び“因縁”を取り上げている。  2017年のワールドシリーズでは、第7戦でアストロズ打線がドジャースのダルビッシュ有投手を攻略し、激戦を制して4勝3敗で勝利。球団史上初のワールドチャンピオンに輝いた。だが、後にビデオカメラで相手捕手のサインを盗み、ゴミ箱を使って打者に球種を伝達するなどの不正行為が発覚。罰金500万ドルや2年間のドラフト1巡目・2巡目指名権の剥奪などの処分は下されたが、ワールドチャンピオンのタイトルは剥奪されていない。  米紙「ニューヨーク・ポスト」は4日(同5日)にドジャースが1-18で大敗した初戦で、球団OBのオーレル・ハーシュハイザー氏のコメントを取り上げた記事を紹介。同日の試合で3回、キャム・スミス内野手が二塁打を放った後、ハーシュハイザー氏は「古傷をえぐりたいわけじゃないんだけど、ある意味、彼らはこれらの変化球が来るのを知っているかのようにスイングしていますね」と意味深なコメントを残していた。  同記事では、アストロズのサイン盗みに対して「永遠に『不正行為をしたチーム』というレッテルを貼られることになるだろう」と皮肉を込めた。さらにハーシュハイザー氏のコメントに対しても「古い感情はなかなか消えないと言われるが、おそらく驚くことではない」と評した。  また、米専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も同日、アストロズのサイン盗みを取り上げた。2017年のチームから現在もアストロズに残っているのは「ホセ・アルトゥーベと右腕のランス・マッカラーズJr.の2人だけだ」と言及。さらに「2019年にヒューストンの不正が報道されて以降、MLBはダグアウト内でのビデオ使用を厳しく制限するようになった」とし、再発防止策にも触れた。  それでも「しかし、あの出来事による傷跡は今も残っている」と指摘。「特に、2017年のワールドシリーズでアストロズに7試合の末敗れたドジャースファンの心には、深い傷として刻まれたままだ」と続けた。8年が経過しても、アストロズはサイン盗み事件が落とした暗い影から、いまだに逃れることができない。(Full-Count編集部)

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