安心してください、犬は無事です。 新DCユニバースの映画第1弾『スーパーマン』から、スーパーマン／クラーク・ケントの愛犬である“スーパードッグ”クリプトがひどい目に遭うシーンがカットされていたことがわかった。レックス・ルーサーの恋人イブ・テシュマッカー役のサラ・サンパイオが、米にて認めている。 『スーパーマン』は監督・脚本のジェームズ・ガンらしい、レーティングの範疇でギリギリを攻める破壊描写も見どころのひとつ。インタビュアーは試写室で映画を鑑賞した際、ヴィランたちにクリプトが追い込まれるくだりで思わず声をあげた観客がいたことを明かした。 すると、サンパイオは「もっとひどいシーンはカットされているんですよ」と語った。レックス・ルーサー役を演じたニコラス・ホルトとサンパイオにとっては「ちょっと残念でした」という。 サンパイオによると、問題のシーンは、ルーサーの手下であるウルトラマンがクリプトをパンチする場面だったとのこと。「テスト試写での評判が本当に悪かったんですよ」と語った。おそらく、ホルトとサンパイオもその場面には登場していたのだろう。 ちなみに、ガンは自身の愛犬・オズをクリプトのモデルにしており、「そんなに良い子じゃない」キャラクターとして造形したことを。「オズは人間を知らない、控えめに言って問題のある犬でした。我が家にやってくると、家や靴、家具を壊し、僕のノートパソコンまで食べてしまった。“もしもオズにスーパーパワーがあったら、どれほど大変な暮らしになるだろう？”と思ったのを覚えています」 もっとも愛犬家のガンである、クリプトを必要以上にひどい目に遭わせないという判断はいたって自然なものだったのかもしれない。インタビューに同席した、同じくルーサーの手下であるエンジニア役のマリア・ガブリエラ・デ・ファリアも「犬はパンチしちゃダメ」と言っている。クリプトと戦うシーンもあるようだが、「私はパンチしてない。向こうが先に攻撃してきたんだし……」と漏らした。 映画『スーパーマン』は2025年7月11日（金）日米同時公開。クリプトの活躍にも期待して！ Source: