突然「ETCが使えなくなるかも…」なぜ? 「挿しっぱなし」要注意な理由は? 対策はある? 暑い日に気をつけるべきコトとは

突如として「ETC」が使えなくなるかも?  突如として「ETC」が使えなくなる可能性があります。それにはどのような理由が挙げられるのでしょうか。  とくに車載器にETCカードを年中挿しっぱなしにしている人は気をつけたほうが良さそうです。 なぜETCが使えなくなる? 複数の要因があった?(画像:ETCのイメージ/PIXTA)。 【画像】「えっ…!」使えなくなる? これが「使用不可なETC」の見分け方です!(14枚)  高速道路を利用する際には、スムーズに通行料金の支払いができるETCの利用が便利です。  国土交通省が公表している「ETCの利用状況」によると、2025年3月時点で全国の高速道路におけるETC利用台数は1日あたり約841万台、ETC利用率は95.3%と非常に高い割合でした。  普段は高速道路を利用しない人であっても、クルマにETC車載器を設置したりETCカードを所有したりするケースが多く、ETCは自動車ユーザーに広く普及しているといえるでしょう。  そのような状況の中、カードの抜き差しが面倒という理由から、ETCカードを常時車載器に挿しっぱなしにするという人が散見されます。  しかし、ETCカードの挿しっぱなしにはさまざまなリスクがあるため、その点には留意しなければなりません。  まず大きなリスクの一つとして、ETCカードの盗難が挙げられます。  車種や機器によってETC車載器の位置は異なりますが、ダッシュボードの上や運転席の足元付近など外から見える場所に車載器が設置されていると、ETCカードが挿入されているかどうかも外から容易に分かってしまいます。  ETCカードの挿しっぱなしによって「防犯意識7/4が低い」と判断され、車上荒らしの犯人に狙われてしまう可能性もゼロではありません。  また仮にETCカードの盗難被害に遭ったとしても、ETCカードを日頃から挿しっぱなしにしている場合は被害の補償の対象外となってしまうおそれがあります。  たとえば「りそなカード」のETCカード規約第7条第3項では、ETCカードの紛失や盗難などについて次のように定めています。  「会員がETCカードを車内に放置していたことにより紛失または盗難にあった場合、紛失・盗難について会員に重大な過失があったものとみなします」  他のカード会社の規約でも同様の内容が規定されており、ETCカードを車内に放置していた場合は利用者の責任が大きく、カードが不正利用されても被害の補償はされない可能性が高いことから注意しましょう。  次に、ETCカードが熱によって変形・破損してしまうリスクも考えられます。  JAFが2023年8月におこなった真夏の車内温度に関するユーザーテストでは、外の最高気温34度に対して車内温度が48度、ダッシュボードにいたっては57.8度まで上昇したという結果が出ています。  特にETCカードのICチップ部分は熱に弱く動作保証温度は45度〜50度前後であり、それ以上の温度になれば車載器に挿入しても正しく作動しない可能性があります。  これに関してSNS上では「ETCカードのICチップが熱で壊れた」、「以前、ETCカード挿しっぱなしで読み取りエラーが出るようになってから、必ず回収するようにしています」といった声が寄せられています。  なおETCカードが破損した状態でETCレーンを通過しようとすると、料金の支払いができず、開閉バーが作動しません。  その際に開閉バーを押し開いて通行し、料金を支払わないままでいると不正通行とみなされる可能性があるほか、勢いよくETCレーンを通過して開閉バーを壊してしまうおそれもあります。  防犯面やカードの機能を保持する観点から、できるだけ車両の使用に合わせてETCカードを抜き差しすべきといえるでしょう。  毎回ETCカードを抜き差しするというドライバーからは「運転免許証やETCカードを一つのポーチに入れて携帯するようにしている」「抜き忘れ・挿し忘れ防止のメモを車内に貼っている」といった意見が上がっており、ちょっとした工夫をすると良いかもしれません。 ※ ※ ※  本格的な夏を迎え、毎日暑い日が続いています。  この時期は車内温度が非常に高くなりやすいため、ETCカードだけでなく爆発・発火のおそれがあるモバイルバッテリーやスプレー缶などを車内に放置しないことが大切です。

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