いま日本で謎の死が増えている——。コロナ禍以降、有名人が癌で亡くなるニュースが相次ぎ、癌の死亡者数が急増しているのはなぜなのか。効果が疑わしいワクチンや無意味な医療を、国や医療界が推奨し続ける背景には何があるのか。日本の医療界に潜む巨大な闇に、地域医療で奮闘する在野の医師がメスを入れる正義の一冊！6月5日発売の新刊『何かがおかしい 「がん急増」の謎』より抜粋・再編集して、内容の一部をお届けする。 『何かがおかしい 「がん急増」の謎』連載第23回 『「重症化を予防した」とするコロナワクチンの効果に「重大疑惑」!?…長崎大や厚労省が行っていた不審な「データ操作」の実態とは』より続く。 「ワクチンが効く」のは海外だけ？ 当初「ワクチンの効果は95パーセント」と言われていたのは何だったのでしょうか。 一つの仮説として、「論文のデータが海外での治験のものだったから」という理由もあるかもしれません。ファイザー社の論文の「95パーセント効く」も、海外での治験で得たデータであり、日本人のデータではありません。 ただ、感染症の被害は国・地域で大きく違います。コロナに関しても、アメリカやヨーロッパでは大きな被害が出ていたものの、東アジアではすべての国で被害が軽微でした。逆に、たとえアメリカでワクチンが効いたとしても、日本でも効くかはわかりません。 医薬品の効果は、国や人種間で異なります。海外で効いた薬が、日本人には効かない、ということも起こり得るのです。 こうした事情があるので、もともと日本の薬事審査では、「日本国内での治験」が必須でした。 一方、コロナワクチンの審査では、日本での治験を行わず、緊急承認しているのです。 審査プロセスを端折っているので、日本で実際に接種してみて期待された効果が得られなかったとしても、不思議ではないのです。 WHOも追加接種を推奨していない コロナワクチンの安全性に疑問が突き付けられている以上、接種を中止し、原因を究明するのが当然でしょう。実際、世界各国はコロナワクチンの接種をやめつつあります。 実は、世界保健機関（WHO）でさえ、ワクチンの追加接種を推奨していないのです。以下、WHOのガイドラインを示しておきます。 ・追加接種が必要なのは、高齢者、基礎疾患のある人、免疫不全者、妊婦など ・一度でもコロナワクチン接種をしたことのある健康な成人・若者・子どもは追加接種を推奨しない （https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/covid-19-vaccines/advice） 『国内外で「ワクチンの追加接種をしない」選択をする医師たち…「集団免疫」の名のもとに「副反応による死亡者」を増やした過去』へ続く。 国内外で「ワクチンの追加接種をしない」選択をする【つづきを読む】医師たち…「集団免疫」の名のもとに「副反応による死亡者」を増やした過去